日清食品(株)(安藤徳隆社長)は5月30日、新ブランド「完全メシ」シリーズを同社グループオンラインストアで発売する。
初年度(2022年度)は売上30億円規模が目標。2023年度には100億円規模を目指す。「完全メシ カレーメシ欧風カレー」(398円、以下税別)、「完全メシ 豚辛ラ王 油そば」(398円)、「完全メシ グリーンスムージー」(348円)、「完全メシ バナナスムージー」(348円)、「完全メシ 大豆グラノーラ 60g」(198円)の5品。
「『栄養バランスを考えるのがめんどくさい』、『健康的にダイエットしたい』など、さまざまなニーズに応えるべく、カップ麺、カップライス、スムージー、グラノーラとバラエティ豊かなラインアップを用意した」(同社)。予約受付中。
日清食品は「日本人の食事摂取基準」で設定された33種類の栄養素をバランスよく摂取できる食事の開発に取り組む。今回の新ブランドはこのコンセプトにのっとった商品を展開。各種の技術を組み合わせており、
△おいしさの再現技術=栄養素のエグみや苦みを感じることなくおいしく食べられるように
△減塩技術=少量の塩でもおいしく感じられるように
△米の加工技術=米本来のおいしさはそのままに栄養摂取も可能に
△三層麺製法技術=麺の中心層の一部に栄養素を配合
△肉の加工技術=肉本来のおいしさはそのままに大豆たん白や野菜などを混ぜてフリーズドライに
――など。「当社の最新フードテクノロジーを駆使することで、33種類の栄養素とおいしさの完全バランスを実現している」。
なお、「完全メシ カレーメシ 欧風カレー」と「完全メシ 豚辛ラ王 油そば」について、全国の医療機関に従事する管理栄養士291人にアンケートを実施。「9割の方から『食事の選択肢の1つとして活用して欲しい』との回答を得た」。
〈米麦日報2022年5月17日付〉