呼吸音を測定・分析するためのOmnySense技術の臨床試験開始


WolfsonメディカルセンターとOmnySense社は、口内で録音した呼吸音を測定・分析するためのOmnySense技術の臨床試験を開始した。

スマート体温計が聴診器に置き換わる可能性
(画像=スマート体温計が聴診器に置き換わる可能性)

OmnySenseのデバイスで体温、心電図、呼吸音、脈拍数、高級数、血中酸素飽和度を測定することで、自宅にいる患者の状態をリモートで追跡可能に。

イスラエルのスタートアップ企業OmnySense社は、次世代スマート体温計の医学的利用を開拓している。この体温計は、デバイス/クラウド一体化型デジタルヘルス情報システムを通して、複数のパラメータを測定する機能を持つ。体温計型デバイスに搭載された口内マイクが検知した呼吸音をクラウドに送信し、同社のアルゴリズムを使用して分析。その分析結果から、さらに患者の病状を示す肺音を検出して分析する。

最新のデバイスのバージョンで測定できるバイタルサイン、その他パラメータには、体温、心電図、脈拍数、呼吸数、呼吸音、および血中酸素飽和度が挙げられる。これにより、医療チームは自宅にいる患者の健康状態をリモートで診断できるのである。

Wolfsonメディカルセンターは、小児科学、心臓病学、眼科学、遺伝学を専門とし、革新的医療技術の臨床試験を積極的に行う、イスラエルを代表する病院である。次世代スマート体温計の臨床試験は、内科学、心臓病学、および医療機器の早期採用を専門とする、Wolfsonメディカルセンター、Brunner心臓血管研究所の内科部Fの責任者であるDoron Menachemi博士によって実施されている。

PoC(Proof of Concept=概念検証)から始まった治験は、現在、臨床試験の段階にある。この臨床試験では、OmnySenseデバイス、標準的な聴診器それぞれを使い、患者の胸部と背中の10か所から測定した呼吸音の比較を行っている。Menachemi博士は「この試験の目的は、聴診器により計測された肺の音をOmnySenseデバイスで計測された音へ対応づけることです。この試験が成功すれば、呼吸状態のリモート診療への大きな一歩となります。患者が自宅にいながら、体温計型のデバイスを使用するだけで診断が可能となるのです」と述べている。

https://omnysense.com/