アジアは一つの時代
(画像=Ollyy/Shutterstock.com)

当社は、2013年4月に「海外支援室」を設置いたしました。日本は人口減少・少子高齢化が止まりません 。今年は、生産年齢人口 (15~64歳)がいよいよ8000万人を割り込みました。総人口も1億2600万と4年連続で減少です!!生産年齢人口が減少しているという事は、GDPや消費マーケットがそれと準じて落ちて行くことを意味しています。

一方で、中国をはじめとして、タイ・フィリピン・ベトナム・ミャンマー・シンガポールなど、アジア各国の成長が著しいという実態があります。アジアは世界の中でも経済的に非常に大きな位置づけになってくることは明らかです。

ヨーロッパはフランス・ドイツ・イタリアなど素晴らしい国々が通貨の壁を取り払って一体経済を構築しています。アメリカもアメリカ大陸という大きな経済圏がありますし、旧共産圏も経済的· 人的な結びつきが今でも強くあります。

そうした中で、日本だけが孤立して単独で競争に打ち勝って経済発展をして行ける環境では絶対にないと思います。日本は技術や知財の面で強い競争力を持つとともに、アジアに多くの親日国が存在します。これからは、『アジアは一つ』という気持ちで、日本の持てる技術力、人材、知財などを活用してアジア全体で戦略を考えて行かなければなりません。

海外に行くと、「これからの時代で最も可能性が高いアジアの中心的存在である日本は、世界的に見て極めて有利だ」とよく言われます。この優位性を 活かして、これからの企業戦略を考えなければならない時代だと思います。今回取り上げたユニ・チャームのケーススタディで、アジア展開のヒントを得て頂けたら幸いです。

三宅卓(代表取締役社長 株式会社日本M&Aセンター)