食品産業新聞社
(画像=食品産業新聞社)

シマダヤ(株)(木下紀夫社長)は2月14日、2021年第3四半期(2021年4~12月)概況と、2022年春夏新商品を発表した。

第3四半期決算は(株)メルコホールディングス(牧寛之社長)の2022年3月期第3四半期決算の通り、売上高247億9,700万円(収益認識に関する会計基準適用により、前年同期比はなし)、セグメント利益22億8,400万円(前年同期比7.4%減)となった。

市場動向について、
△家庭用チルド麺=前年特需の反動や天候不順の影響もあり縮小した
△家庭用冷凍麺=消費者の品質への評価や買い置き需要の高まり等により拡大が続いている
△業務用冷凍麺=前年の大幅減の反動に加え、行動制限の緩和もあり回復傾向にある
――と報告。

同社の販売は家庭用事業は縮小したが、業務用事業は拡大。利益面では、「主原料の小麦粉・そば粉をはじめとする原材料・資材やエネルギー価格が上昇する中、引き続き商品原価の低減や経費の削減に努めた。一方で、テレビCMや消費者キャンペーン等の広告販促費を積極的に投入し減益となった」とする。

2022年春夏の新商品では、引き続き「品質」と「ブランド」を中心に5K(健康・簡便・高品質・経済性・買い置き)を基軸とした開発・改良を進めた。SDGsへの取り組みとして2K(国産・環境)も加え、「コロナ禍を機に顕在化したニーズに対応する」(同社)。

主力の「流水麺」ではうどん・稲庭風細うどん・そうめんのパッケージを改良し、国産小麦粉使用の訴求を強化する。

〈米麦日報2022年2月15日付〉