東芝、東芝キヤリアを米国キャリアへ売却
(画像=romaset/stock.adobe.com)

株式会社東芝(6502)は、連結子会社である東芝キヤリア株式会社(神奈川県川崎市、TCC)を、Carrier Global Corporation社(アメリカ・デラウェア州)の子会社である米国・Carrier Corporation社(アメリカ・デラウェア)(2社合わせてキヤリア)に譲渡することを決定した。

譲渡の対価は、約1,000億円。譲渡持分は、55%。
東芝の保有比率は、TCC株式の60%から5%となり、TCCは連結対象から外れる。
本件完了後も、TCCは東芝ブランドの空調システムをグローバルに開発・製造・販売を継続していく予定。

また、本件譲渡に伴い、東芝キヤリア空調販売(上海)社(TCSA)や東芝キヤリア タイ社(TCTC)、東芝キヤリア中国社(TCAC)、東芝キヤリア欧州社(TCEU)、TCFG コンプレッサ(タイ)社(TCFG)、東芝テクノシステム株式会社(TTS)などTCC傘下の連結孫会社10社もキヤリアのグループ企業となる予定。

東芝は、幅広い事業領域で、製品・サービスをグローバルに提供している。

連結子会社TCCは、空調機器、給湯機器等の開発、製造、販売事業を行っている。

キヤリアは、冷凍空調関連機器の開発・製造・販売事業を展開している世界有数の空調設備機器メーカー。

空調事業の価値を顕在化するため、その成長ポテンシャルを最大化できる強いパートナーとの再編が最善との結論に至ったことから、本件譲渡に至る。

・今後のスケジュール
本件譲渡実行日(完了日) 2022年9月30日
(提供:日本M&Aセンター

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