ティファニー銀座本店でバスキアの作品《Equals Pi》をモチーフにした商品がお披露目された。アート界のトップとジュエリー界のトップのコラボ。その内容はいかに―。
■絵の色はティファニーブルー！？
ニューヨークの文化やアートに携わってきたティファニー（Tiffany ＆ Co.）とストリートアートを盛り上げたジャン＝ミシェル・バスキア。ニューヨーク文化に多大な影響を与えたブランドとアーティストがタッグを組んだ限定商品が発売された。
今回モチーフになったのはティファニーが所有するバスキアの作品《Equals Pi》。1982年に制作されたこの作品は、新キャンペーン「ABOUT LOVE」のポスターに登場し、初めて公開となった作品だ。絵のブルーがティファニーブルーと似ていることにすでにお気付きかもしれない。背景に一面に塗られた色は、ティファニーを象徴する色「ティファニーブルー」に見えるが、バスキアがその色を再現したのかは定かではではない。詳しくは下記記事で解説しているので、ぜひ読んでみてほしい。
■冷蔵庫やドアも作品にしたバスキアのユーモアを受け継いで。
では、一体どんな商品に仕上がったのか。《Equal Pi》が全面に描かれた木の箱の扉を開けると中に24個のボックスがはいっている。クリスマスをカウントダウンしながら毎日1個ずつ開封していくアドベントカレンダーだ。ボックスの中にはティファニーのジュエリーやアクセサリーが詰まっている。ホワイトオーク材を使用したボックスは、窓やドア、冷蔵庫などの日用品に絵を描き、段ボールをも作品としたバスキアをイメージして制作された。こちらの限定品は、11月6日(土)より銀座本店にてお披露目されている。ぜひ足を運んでみよう。
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文：ANDART編集部
