TOKYO FM「三協フロンテア presents The Starters」(毎週火曜8:38~8:48)に弊社代表松園が出演いたしました。
「三協フロンテア presents The Starters」は、パーソナリティのユージさんと吉田明世さんが20代〜30代の若手起業家をゲストに迎え、彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかをトークする番組です。
2021年10月19日と10月26日の2週にわたって出演させていただきます。本記事では、1週目の放送内容の様子を記事でお届けします。(提供:三協フロンテア presents The Starters)
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株式会社ANDART 代表取締役CEO 松園詩織 日本初、アートの共同保有サービスを提供している会社 |
ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週と来週のゲストは、
日本初の アートの共同保有サービスを提供している株式会社ANDART 代表取締役CEOの松園詩織さんです。
松園詩織さんは、1988年生まれ。神奈川県のご出身。
大学卒業後、サイバーエージェントでデジタルマーケティング、
東京ガールズコレクションを運営する会社で様々なプロジェクトの企画運営などに携わったのち2018年、株式会社ANDARTを起業されています。
今週はANDARTの事業内容にフォーカスします。
サービスを大まかに教えてもらえますか?
「ANDARTという会社は、2つ大きく事業を展開しています。
1つは、日本で初めてアートの共同保有を実現したプラットフォーム『ANDART』
2つ目に、コロナ禍により、住空間へのニーズの高まりから、
実物のアート作品を手頃な価格で買える『YOUANDART』というオンラインストアも展開しています。」
1つの作品をみんなで所有するということですが、手順を具体的に教えていただきたいです。
「ユーザーさんは、サービス上にある作品、
例えば、バンクシーやアンディ・ウォーホルといったような手の届きづらい価格帯やサイズの作品が並んでいるので、
そこに対して一口1万円から小口化された所有権をデジタル上で買えます。
イメージとしては、1つの作品に対して複数のオーナーが存在していて、みんなで共同購入している状態になります。」
競馬の馬でもありますよね?あと、カーシェアリングなど。
「体感としては近いですね。
アートと言えば、これまでの概念だとお家に飾るなどですが、
私自身の原体験として買いたい作品に出会っても、そもそも購入するような発想がなかったりするので、
誰でも気軽に当事者意識を持って気軽なコレクション体験ができるようになっています。」
ただ、みんなで所有するアートは誰のお家に飾るのかなと気になるのですが、作品はどこに置いておくのですか?
「基本的には、ANDARTが共有持分の皆様の作品をお預かりしているような形になっていまして、
美術品倉庫にしっかり保管しながら、定期的にオーナー様限定の展示会を開催しています。」
なるほど。所有者だけが、自分の作品を観に行けると。
「おっしゃる通りです。
ご自身がオーナーという立場で、もちろんご家族や恋人だったりお誘いの上、
定期的に自分の作品に会いに行ける、新しい距離感の所有を提案しています。」
デジタル上で、コレクションすることもできるのですか?
「そもそも、デジタル上で所有権を買って頂いておりますので、
これまでみたいに物理的に持てないのですが、まずオンライン上でコレクションを集めていく、
今後でいうと、NFTアートに近くて、
有形ではなく無形の資産がデジタル上でコレクションされていくことは、
これから、ニュースタンダードになるのかなと思います。」
だいたい何人くらいで所有されるのですか?
「平均だと120人くらいです。」
1万円からですが、もっと出しても良いのですよね?
「平均値でいうと、1人あたりトータル15万円くらい購入されている方が多いサービスになっております。」
少し、立ち入ったことを伺うのですが、1番安い作品だとおいくらくらいなのでしょうか。
「1番安い作品だと、若手のアーティストさんで200万円台です。」
1番安くて200万円、そういう意味だと1人で所有するハードルが高いですよね。どんな方の作品がありますか?
「わかりやすく、1番多いのはバンクシーの作品、
他にも、アンディ・ウォーホルや草間彌生さん、奈良美智さんとか、
そもそも入手が困難で、普通に生きていたら購入機会がないような作品を取り扱っています。」
高い作品だといくらぐらいのものですか?
「3500万円ですね。」
「海外だと同じようなサービスが、ものすごい成長していまして、
ユニコーン企業という風になってしまってるのですが、
彼らだと、数億の作品が扱われていたりするので、我々も頑張らなくてはいけないですね。」
松園さんが思う、作品を所有する意義はどこにあると思いますか?
「我々の場合は、物理的に所有する以外の提案もしてるので難しいところであるのですが、
トータルで、買うという行為自体って人のアイデンティティを豊かにする行為だと思ってます。
例えば、音楽のプレイリストとか、好きな映画のプレイリストを聞くとなんとなくその人がわかったりすると思うのですが、
アートでも、ストレートに言ってしまうとミーハーなラインナップが好きな方もいらっしゃいますし、なかなか見つけづらい若手アーティストで、
すごいニッチなところを掘り下げてくのが好きな方もいらっしゃいますし、
今どんな作品を選び取るかという思考が、
そこのコレクションに現れるというところでは、
やはりアートを購入していく楽しみはあるのかなと思ってます。」
これは共有している人とのコミュニケーションはあまりないですか?
「サービス上まだ丁寧に作れていないのですが、
リアルな場で定期的にオーナーさんの展示会があるので、
そこでコミュニケーションが生まれてるお話を伺ってます。」
最後に、これまで乗り越えてきたハードルを教えてください。
「私は初めての起業となりましたので、
今はとにかく、すごいリアルなこと言ってしまうと、
チーム作りが1番経営の根本なのかなという風に痛感しています。
今、業務委託のメンバー入れると、50人弱のチームになっていまして、
人との会話が1番大変だなと思います。」
提供:三協フロンテア presents The Starters
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