見慣れない各地の特徴的なパッケージが揃う(ファミリーマートの新米ギフト、本社ショールームで)
(画像=見慣れない各地の特徴的なパッケージが揃う(ファミリーマートの新米ギフト、本社ショールームで))

ファミリーマートは全国47都道府県の今年(令和3年産)の新米を、ギフトとして贈るサービスを初めて企画し、10月31日まで受け付けている。コロナ禍で帰省できない家族に「地元の新米を贈る」、または「故郷の新米を取り寄せる」といった需要を想定する。

ファミリーマートと親会社の伊藤忠商事は今年3月、全国農業協同組合連合会(全農)および農林中央金庫と資本・業務提携を締結しており、その提携に基づく取り組み。扱う米は各都道府県から1銘柄ずつ選定した。米の選定と調達を全農が担当する。

米は全国各地で生産されているが、地元や周辺地域で消費されることが多く、全国に出回ることは少ない。例えば首都圏の食品スーパーでは、関東や新潟、東北の米は取り扱うが、西日本の米を扱うところは少ない。

厳選された47銘柄はすべて5kg入りで、税込み2700円~3300円の手頃な価格帯のものを選定した。ネット上では全国各地の米を取り寄せることができるが、比較的高級なものが多く、各地で標準的に食べられている米を取り寄せられる機会は少ない。

店頭備え付けのパンフレットには、沖縄・石垣島産「金芽米ひとめぼれ」など、日頃馴染みの薄い各地の特徴的な米のパッケージが掲載されている。故郷とは関係なく、全国の新米を試せる貴重な機会にもなっている。

沖縄・石垣島産「金芽米ひとめぼれ」パッケージ(ファミリーマートの新米ギフト)
(画像=沖縄・石垣島産「金芽米ひとめぼれ」パッケージ(ファミリーマートの新米ギフト))

注文は全国のファミリーマートに備え付けの申し込み用紙で店頭から申し込むほか、店頭備え付けのパンフレット記載のQRコードを読み込むことで、スマートフォンからも申し込める。発送は今年度の新米収穫後、順次行われるという。