ボトルtoボトルリサイクルのイメージ(域内資源循環)
(画像=ボトルtoボトルリサイクルのイメージ(域内資源循環))

姫路市(兵庫県)、ボトルtoボトル事業を行う遠東石塚グリーンペット(本社:茨城県猿島郡境町)、飲料製造会社のキンキサイン(本社:姫路市)、及び伊藤園(本社:東京都渋谷区)の4者は8月23日、姫路市内における循環型社会の形成に向けて、「ペットボトル資源循環型リサイクル実施に関する事業連携協定」を締結したことを発表した。

今回締結された事業連携協定は、4者が連携して「回収・手選別・圧縮梱包」→「再資源化」→「製品製造」→「飲料製品の販売」のサイクルを、域内で円滑かつ効果的に推進することがねらい。

同協定に基づき2022年4月1日より、姫路市民が分別・排出した使用済みペットボトルを新しいペットボトルへと水平リサイクル(ボトルtoボトル)する。それによって生まれた製品が姫路市を中心とした地域で消費され、再びペットボトルにリサイクルされるという資源循環の仕組みを実現するとしている。

ボトルtoボトルリサイクルは、繰り返しペットボトルにリサイクルすることができるため、新たな化石由来資源の使用量および廃棄物の削減につながり、国内での資源循環が可能となる、注目されている活動だ。また、バージンペットボトルと比較すると、約6割のCO2排出量の削減が期待されるという。

なお、伊藤園は2021年6月、2025年までに「お〜いお茶」ブランドの全ペットボトル製品を、100%リサイクル素材等(生物由来素材を含む)に切り替えることを目指すことを発表している。