米農務省が6月30日発表した、2021年の米国農作物の予想作付・収穫面積によれば、大豆の予想作付面積は8,755万Aと、前年比では5.4%増となる。2021年3月末に発表した作付意向面積(8,760万A)とほぼ同規模となっている。予想収穫面積は、5.3%増の8,672万Aとなっている。
州別の作付動向では、数値が発表されている29州のうち23州で前年を上回っている。また、主要州別では、イリノイ州3.9%増、アイオワ州5.3%増、ミネソタ州4.1%増――などとなっている。
なお、2021年の米国トウモロコシの予想作付面積は、2.1%増の9,269万Aとなっており、3月末の作付意向面積(9,114万A)との比較では、1.7%増となった。
なお、米農務省が6月30日に発表した、2021年の米国GM(遺伝子組み換え)大豆の予想作付率(全て除草剤耐性品種)は、前年から1ポイント増の95%だった。主要生産州別では、△イリノイ州94%(前年94%)△アイオワ州97%(前年93%)△ミネソタ州96%(前年93%)△ノースダコタ州93%(前年94%)△ミズーリ州93%(前年95%)――などとなっている。
このほか、GMトウモロコシの作付率(除草剤耐性品種、害虫抵抗性品種、スタックジーン品種の合計)は93%で前年から1ポイント減、GM綿実(同)は、1ポイント増の97%となっている。
〈大豆油糧日報2021年7月2日付〉