【第11回】PRのために何回もメディアに出るのはしつこい?アプローチすることに躊躇しています。

THE OWNER特別連載「経営者のお悩み相談所 〜経営コンサルタントが一問一答!〜」第十一回目は「PRのために何回もメディアに出るのはしつこい?アプローチすることに躊躇しています。」という経営者のお悩みについてお答えします。

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【今回のご質問】
前職の会社が、かなりメディアに採用されていましたが、 自分自身が露出しすぎている感があって、新しい起業をした今、 さらに自分のストーリを出すにしろ、新しさを感じられないのではないか、とメディアにアプローチすることに躊躇しています。 以前と同じように露出をしてもよいのでしょうか。

【ご回答】
露出してください(キッパリ)。ニュースバリューがあるかどうかは、メディア側が判断するものと思います。もしかしたら躊躇する原因が他にあるかもしれません。良く考えてみることをお勧めします。

ご質問ありがとうございます。何か躊躇することがある時、どう考えるかというご質問かと思います。取り上げる価値があるかどうかはメディア側が判断することかで、こちらで遠慮する必要はありません。ただ、躊躇しまうのには、他に原因がないでしょうか。よくよく考えてみることをお勧めします。

杉野 洋一(すぎの よういち)
杉野 洋一(すぎの よういち)
(同)Initiatives代表。IT系企業、会計ファームにて広くクライアントを支援する傍ら、韓国・インドにて教育・指導・通訳に従事するなど多様な文化・企業環境において活躍。中小企業診断士として独立後は中小企業を中心に「真にクライアントに寄添う経営支援」を信条とし、目標制度や管理会計に取り組んでいる。▶https://initiatives.jp/

ニュースバリューがあるかどうかは、メディアが判断する

ニュースとしての価値があるかどうかは、メディアの判断です。発信側が考えることではなく、情報を拡散する側がどう思うか、情報を見る側が必要としているかということです。従って、発信に躊躇する必要はありません。こちらからは積極的に情報を発信しても、メディア側がニュース価値なしと判断すれば、取り上げられません。そういうわけで、世の中では各企業や組織がニュース価値の大小に関わらず、こぞってニュースリリースを出しています。

営業の場合でも似たような話があります。営業担当者がこの商品はお客さんには必要がないだろうと言って、商品の紹介をしないのです。必要かどうかはお客さんが判断する話なのに、営業担当者の勝手な判断で、お客さんの商品購入が阻害されています。勿論、商品は売れません。どうでしょうか、おかしいと思いませんか。

少し違う例を説明してみましたが、メディアにアプローチしない理由はありませんので、積極的にアプローチしてください。