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事務所経営のあらゆるお悩みを専門コンサルタントが解決します!
今回のご相談は・・・

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事務所内の人間関係がギスギスして空中分解寸前!
どうすれば防止できる?
人間関係の衝突は面談と意識統一で防止

今回は、意見の対立によって人間関係がこじれてしまったというお悩みです。
見て見ぬフリをしていると、気づいたころには深刻化しています。

この状態を防ぐ策は2つあります。一つは、所長と職員で定期面談を行うことです。
注意したいのは「部下の話を傾聴する」ことです。
上司が部下に一方的に話すのではなく、部下から業務の進捗や、
仕事に対する考え方を聞き出すことが肝心です。

加えて、職場の人間関係やプライベートについても聞き出します。
月に一回程度、継続して行うことで、
人間関係の対立になりそうな火種も察知でき、対策を講じやすくなります。

この定期面談のゴールは、悩みや課題、目標を聞き出して、
それらを克服するために職員がとるべき行動目標に落としこむこと。

そして、決定した行動目標の結果を次回の面談でヒアリングします。
達成できなければ、原因を考えさせ、新たな目標を定めていきます。
職員の動向を定期面談で把握する仕組みを導入すれば、
双方の信頼関係や目標達成を確実なものにしていきます。

二つ目は、事務所の基本的な価値観や存在意義を示す経営理念を職員全員に浸透させることです。
これが浸透していると、意思決定する際の判断基準となるので、
方向性の違いによる衝突を防ぐ一助となります。

経営理念を浸透させるには、日頃から伝え続けることが最も効果的なので、口頭で伝える他、
理念を記載した名刺サイズのカード(クレド)を、職員全員に配布して周知させるのも良いでしょう。

日ごろから意思統一をさせることと、事務所内の動きを察知することで、
トラブルの早期対策や防止へとつながります。


※月刊プロパートナー2019年12月号より抜粋

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笹澤 佳槻
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株式会社アックスコンサルティング チーフコンサルタント
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