無店舗型の中古車買取FCとして2016年にFC展開を開始したハッピーカーズの勢いが止まらない。30店舗を超えたあたりから毎月のように多数の加盟店が誕生しており、現在は約70店舗。年内には100拠点まで達成する見通しだ。(※2020年10月号「注目チェーントップインタビュー」より)

女性に特化した整体サロンがFC開始10坪・ベッド4台で月商1000万円も/POWWOW 伊藤 賢治 社長
(画像=伊藤 賢治 社長(40))
伊藤 賢治 社長
伊藤 賢治 社長
いとう・けんじ
1980年生まれ。2004年ウイメンズ整体サロンPOWWOWをオープン。2014年までは整体師として活躍し、テレビや雑誌等へ多く登場し、製品プロデュースも行う。現在、POWWOWの他、ファスト整体スタンドチャージ、エクセレントリラクゼーションジョーイチなど13店舗を展開。

百貨店やショッピングセンターから出店依頼が相次ぐ、女性専用の整体サロンがある。スタッフも顧客も全員女性の「POWWOW」だ。2004年のオープンから、プランタン銀座(現・マロニエゲート銀座)での出店を皮切りに、百貨店等を中心に、現在FC1店を含む7店舗を展開している。

POWWOWは女性の安心できる環境を目指し、施術は全室個室で行う。小顔や骨盤のバランス調整やオイルを使ったマッサージを取り入れ更年期と、女性のライフステージに沿ったコースを用意している。さらに月経前や後でも変わる女性の心身に着目し、その日に合った細かなプランを提案している。

「こういった対応は女性のセラピストだからこそできます」

顧客を女性に限定したことは、スタッフの採用にも優位に働いている。身体の大きな男性を相手にした施術は、負担が大きい。経験者のみに絞ったPOWWOWでは、「女性客相手なら長い間働けそう」や「若手のセラピストが元気よく施術している店舗には馴染めない」と、希望者が集まってくる。

働く女性セラピストには20代がいるものの、中心が30代〜50代と、比較的年齢層が高めなのも特長だ。百貨店内の店舗ではお客の年齢層も上がる傾向にあるため、共感が生まれやすい。顧客にとっては、同性の同年代に施術してもらえる安心感へとつながっている。また、歩合制でないため、チーム間の人間関係が円滑に保たれやすく、接客にも好影響が出ている。

女性に特化した整体サロンがFC開始10坪・ベッド4台で月商1000万円も/POWWOW 伊藤 賢治 社長
(画像=▲マタニティ整体コースもある )

利用はプリペイドカードにチャージしてもらう方式で、客単価は平均60分コースで税込み8000円程度。アロマのコースでは約9000円だ。

また大手にないサロンとして出店依頼

が続くころから、2019年秋よりFC募集を開始。第1号店は新型コロナウイルスの影響を受け、新規出店から既存店譲渡に切り替え、今年7月から開始したばかりだ。

加盟金は300万円で、保証金は不要。研修費はスタッフ1名あたり10万円、店長が20万円で、1〜2週間の研修が受けられる。内装費は坪あたり35万円ほど。物件選択や人の採用の他、開業支援金30万円でオープン前後の運営を本部がサポートする。

サロンは10坪・ベッド4台の都心型モデルで、250万〜300万円の売上が目安。ロイヤリティは売上の10%だ。ベッド数4台の池袋西武店では、通常で500万〜550万円、多い時で1000万円を売り上げている。

一時はコロナ・ショックで全店を閉店したが、6月から手袋をするなどの対策をして再開している。また「コロナ疲れ解消コース」といった独自のメニューも設け、既存客を中心に現在は売上の7割程度が戻ってきている。

「新店の売上を一気に上げるのが難しい反面、テナントが空いたところも出てきました。人員採用もよりやりやすくなってきたので、5店や10店舗ずつくらいのペースでじっくり拡大していきたい」