桂川電機株式会社(6416)は、マネジメント・バイアウト(MBO)の実施を発表した。

株式会社Lemon(福岡県福岡市)が公開買付け(TOB)により桂川電機の普通株式を取得する。

一連の手続きが完了すれば、桂川電機株式は上場廃止となる見通し。

Lemonは、本公開買付けによる桂川電機株式の取得及び所有等を目的として設立された。Lemonの代表取締役である田代雅也氏、及び桂川電機の代表取締役社長である渡邉正禮氏がその発行済株式の全てを所有している。

桂川電機は、電子写真プリンタ、複写機、プロッタ及びスキャナ等の大判型デジタル機器の開発及び製造・販売を行っている。

目的

桂川電機は、ペーパーレス化の進展などを背景に市場縮小傾向が続く中、製品及び技術開発の推進、コスト競争力の強化を目的とした生産工場への投資、販売体制及び基盤の強化等が課題となっていた。株式の非公開化によって短期的な業績に左右されることなく、中長期の視点で事業基盤を再構築する狙い。

買付予定の株券等の数

株券等の種類 買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
普通株式 1,531,997(株) 1,021,400(株) ―(株)