TAC株式会社(4319)は、マネジメント・バイアウト(MBO)の実施を発表した。

TACの常務取締役が全株式を保有し、代表を務める特別目的会社(SPC)、株式会社JPEC(東京都目黒区)が公開買付け(TOB)によりTACの普通株式を取得する。

一連の手続きが完了すれば、TAC株式は上場廃止となる見通し。

TACグループは、大学生を対象に資格教育、実務教育を核とした人材育成事業として、個人教育事業、法人研修事業、出版事業、人材事業を展開している。

目的

既存の大手競合会社間の競争激化に加え、デジタル化を武器にした新興プレイヤーによる低価格サービスの台頭など、競争環境は厳しさを増している。

デジタル教材・学習管理システム・AI活用等のITへの投資を、TACの所有と経営を一体化させた上で、各施策を迅速かつ積極的に実行していくことが、最善であるとの考えるに至り、上場廃止を決めた。

買付予定の株券等の数

株券等の種類 買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
普通株式 11,538,332(株) 5,943,700(株) ―(株)

買付け等の期間

2025年8月7日(木曜日)から2025年9月19日(金曜日)まで(30営業日)