日本製鉄株式会社(5401)は、黒崎播磨株式会社(5352)の普通株式を、公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

黒崎播磨は、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、黒崎播磨株式は上場廃止となる見通し。

日本製鉄グループは、製鉄事業を主体に、エンジニアリング事業、ケミカル&マテリアル事業、システムソリューション事業を行っている。

黒崎播磨は、各種工業窯炉に使用する耐火物全般の製造販売、各種窯炉の設計施工及び築造修理、各種産業用セラミックスの製造販売及び景観材の販売を行っている。

目的

日本製鉄は、黒崎播磨を完全子会社化することで、意思決定と経営の効率化を進め、グループ全体での海外事業収益の最大化、耐火物に関するソリューション提案力の強化、耐火物整備事業の安定化を図る。

買付予定の株券等の数

株券等の種類 買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
普通株式 18,044,731株 6,819,196株 ―株

買付け等の期間

2026年2月上旬を目途に開始予定(20営業日)

買付け等の価格

普通株式1株につき、4,200円

買付代金(予定)

75,787,870,200円 (注)買付代金は、本公開買付けにおける買付予定数(18,044,731株)に本公開買付価格(4,200円)を乗じた金額。

鉄鋼・金属製品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら