株式会社みずほフィナンシャルグループ(8411、以下:みずほFG)の連結子会社である株式会社みずほ銀行(東京都千代田区)は、株式会社UPSIDERホールディングス(東京都港区、以下:UPSIDER)の株主との間で、UPSIDERの株式の一部を取得する株式譲渡契約書を締結した。

本件取引により、UPSIDERはみずほ銀行の連結子会社となる予定。

UPSIDERは、独自のAI与信モデルやテクノロジーを活用し、主にスタートアップを含む中堅・中小企業向けにサービスを展開している。主力サービスとして法人カード「UPSIDER」や請求書カード払いサービス「支払い.com」があり、利用社数は、国内の成長企業を中心に80,000社を超えている。

背景・目的

みずほFGとUPSIDERは、2023年11月より、合弁事業としてグロースステージのスタートアップ支援を目的とするデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」の運営を行ってきた。

2025年5月末時点で、累計130億円超の貸付を実施し、直近の2号ファンドにおいては国内金融機関7社が新たに参画するプラットフォームになっている。

これらの連携を通じ、みずほFGとUPSIDERが有する技術力、ノウハウ、顧客基盤、ネットワークなどを融合させることで、日本企業の課題解決や成長支援を加速できるとの共通認識に至り、本件取引の合意に至った。

株式の状況

みずほ銀行は、国内外のVCなどからUPSIDER株式の約70%を、約460億円で取得する。

日程

2025年9月頃を予定

銀行等業界のM&A・事業承継の動向はこちら