【後編】クリプトリエの手塚氏に聞く!MintMonsterで実現するNFTマーケティングとは?

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前編では、株式会社クリプトリエ代表取締役の手塚さんから、NFTマーケティングの未来と大きな可能性についてお伺いしました。しかし、暗号資産ウォレットなどのハードルが下がりつつあるものの、一般ユーザーへの普及にはまだ課題があると感じたかもしれません。

後編では、その課題を解決し、誰でも簡単にNFTマーケティングを展開できるプラットフォーム「MintMonster(ミントモンスター)」について、具体的な機能や驚きの導入事例、そしてWeb3ビジネスを成功させるための秘訣まで、さらに深く掘り下げていきます。

手塚 康夫 株式会社クリプトリエ 代表取締役
2006年にジェナを起業し2021年にマネーフォワードにM&A。
現在は2023年にクリプトリエを創業し、法人向けのweb3ビジネスを展開。
この他にも、さまざまなスタートアップの役員・顧問を務める。
小林 憲人(こばやし けんと) 株式会社NFTMedia 代表取締役
2006年より会社経営。エンジェル投資を行いながら新規事業開発を行う株式会社トレジャーコンテンツを創業。2021年にNFT Mediaを新規事業として立ち上げる。「NFTビジネス活用事例100連発」著者。ジュンク堂池袋本店社会・ビジネス書週間ランキング1位獲得。

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目次

  1. ただの配布で終わらないNFTサービスとは
  2. トークンゲートが顧客ロイヤリティを高める
  3. 地方創生から社内の活性化まで、多岐にわたる活用事例
  4. あらゆる層のファンがターゲットに
  5. Web3とAIの融合で生まれる新たな価値
  6. 足のトレーニングが仕事のパフォーマンスを向上させる
  7. Web3は0を1にする技術
  8. 最後に

ただの配布で終わらないNFTサービスとは

クリプトリエ手塚氏 YouTube NFT Media後編2

小林:前編ではNFTマーケティングの可能性について伺いましたが、やはりトークンや暗号資産ウォレットが一般の方にとっての障壁になっていると感じました。

このような課題を解決できるサービスとして、クリプトリエではNFTマーケティングを簡単に展開するためのプラットフォーム「MintMonster(ミントモンスター)」を提供しています。
このMintMonsterについて、詳しく教えていただけますか。

手塚:一言で表現すると、MintMonsterとは企業がNFTを簡単に発行・販売できるSaaS型のプラットフォームです。

特徴としては、下記の4つが主な特徴になります。

・暗号資産ウォレットやガス代が不要
NFTを受け取る際に、ユーザーは暗号資産ウォレットを準備する必要がありません。ガス代も不要で、メールアドレスやSNSアカウントさえあれば誰でも簡単に受け取れます。

・NFTに特典(ユーティリティ)を簡単に紐付けできる
NFTに会員証やチケット、クーポン、スタンプラリーといった特典や機能を簡単に紐づけできます。トークンゲートという機能を活用すれば、NFT所有者だけに向けたコンテンツ配信も可能です。

・ユーザーの行動を促すミッション機能
メールアドレスの登録やアンケートへの回答など、ユーザーの特定の行動(ミッション)をトリガーにしてNFTを配布できます。デジタルマーケティング施策との相性が良く、ユーザーエンゲージメントの強化を目指す上で成果を出しやすいです。

・効果測定が可能で、PDCAを回せる
NFTを配って終わりでは、マーケティング施策として不十分です。そこでMintMonsterでは、NFT配布によってどのような効果が生まれたのかを可視化できる仕組みになっています。PDCAサイクルを回せるため、収益の増加に繋げられます。

小林:なるほど!「ただNFTを配って終わり」、ではないのですね。

手塚:はい。私たちが提供するのは、あくまで「NFTマーケティング」です。

マーケティングである以上は、KGI(重要目標達成指標)やKPI(重要業績評価指標)といったゴール設定が欠かせません。認知度やLTV(顧客生涯価値)、ロイヤリティの向上などの目標がある中で、NFTはそれを達成するための手段です。

配布して終わりではなく、継続的な活用によって成果に繋げていく、というのがMintMonsterのコンセプトです。

トークンゲートが顧客ロイヤリティを高める

クリプトリエ手塚氏 YouTube NFT Media後編3

小林:特徴の一つとして挙げられたトークンゲート機能について、さらに詳しく教えてください。

手塚:トークンゲートとは、「特定のNFTを持っているユーザーだけが、特別なコンテンツにアクセスできる」という機能です。

MintMonster
引用:株式会社クリプトリエ 公式サイト

手塚:例えば、イベント参加者に対して記念NFTを配布する場合、ただNFTをもらうだけでは顧客はそれほど嬉しくないかもしれません。

しかし、そのNFTを持つ人限定で「イベントのアーカイブ動画を見られます」という特典を付けるとどうでしょう。NFT所有者だけがアーカイブにアクセスできるようになり、参加者に対して特別な価値を提供できます。

小林:なるほど!参加しないと見られない特別なコンテンツ、ということですね。

手塚:その通りです。「次もイベントに参加しよう」というインセンティブが生まれますし、参加者のロイヤリティ向上にも繋がります。トークンゲートを活用すれば、NFT保有者のみが入れるオンライン空間の構築も可能です。

このような特別な体験を通じて、売上の向上を実現できるのです。

地方創生から社内の活性化まで、多岐にわたる活用事例

クリプトリエ手塚氏 YouTube NFT Media後編5

小林:まさにゴリゴリのマーケティングツールですね!このMintMonsterは、実際にどのような場面で活用されているのでしょうか。

手塚:ファンマーケティングの事例として、国内のアパレルブランドで、店舗への来店や商品購入、SNSキャンペーンへの参加をトリガーにしてNFTを配布した実績があります。

この他に最近増えている事例が、地方創生や地域活性化のプロジェクトですね。例えば、ある神社ではご朱印をNFT化して販売しました。

小林:ご朱印をNFTに!それは面白いですね。

手塚:NFT化されたご朱印を持っている方に対して、地域の商店街で使えるクーポンを付与しました。これにより、参拝者を地元のお店へ送客するという、地方創生の形が実現しました。

これ以外にも、インバウンド旅行者向けに「滝行」や「そば打ち体験」といった、その地域でしかできない特別な体験の権利をNFTとして販売するケースも増えています。

小林:ご朱印の事例で気になったのですが、地域の商店街の方々とはどのように連携されたのでしょうか。お店にとって、クーポンを導入するまでのハードルが高そうです。

手塚:もともと現地の観光協会と連携しており、そこから各商店にお声がけいただきました。

店舗側の操作はとても簡単で、顧客のスマホ画面に表示されたボタンを押すのみです。これだけでクーポンの利用記録を確実に確認できるので、お店の人も安心して導入できるんです。

小林:なるほど、お店の負担を極限まで下げているんですね。

手塚:さらに最近では、企業内での活用事例も増えています。具体例として、先日ある電力会社のグループ企業において、従業員の方向けにNFTを配布しました。研修や社内イベントへの参加インセンティブとしてNFTを配り、「複数集めると特典がもらえる」といった仕組みを取り入れています。

金銭以外のインセンティブ制度を低コストで簡単に導入できると、お客様に喜んでいただくケースが増えていますね。

あらゆる層のファンがターゲットに

クリプトリエ手塚氏 YouTube NFT Media後編8

小林:MintMonsterの導入によって、新しい取り組みができるようになったのですね。例えばファンマーケティングの事例では、施策の前後でどのような変化が生まれたのでしょうか。

手塚:「ライト層からコアなファンまで、幅広いユーザーにアプローチできるようになった」とお声をいただきます。

MintMonsterでは、簡単なミッションで獲得できるNFTから熱心に活動しないと手に入らないものまで、入手難易度のグラデーションをつけられます。これにより、あらゆる層のファンとエンゲージメントを深められるのです。

ほかにも、NFT化によって価値を可視化した事例もあります。例えばインバウンドの施策では、海外の人にとって珍しい「日本における日常の体験」をNFTチケットにできます。NFTという形にしたことで海外の方にとっては非常に価値のあるコンテンツとなり、新たなマネタイズが実現しました。

このように、NFTマーケティングでは最初にクライアントとKGIやKPIをすり合わせ、そこに向かって施策を実行していく点が重要だと考えています。

Web3とAIの融合で生まれる新たな価値

クリプトリエ手塚氏 YouTube NFT Media後編6

小林:クリプトリエの事業について、今後のビジョンをどのように描いていますか。

手塚:2025年から2026年にかけて、とても大きな転換期が訪れるはずです。

外的要因としては、アメリカでトランプ大統領が積極的にWeb3を推進する方針を示していたり、日本国内でも税制改正によって暗号資産が普及していく流れもあります。Web3という概念が世の中に一層浸透すると、我々の事業も拡大していくでしょう。

もう一つの要因としてAIが挙げられます。2026年頃にはWeb3とAIが交差するタイミングが訪れるのではないかと予想しています。この2つのテクノロジーが融合すると、今までとは異なる革新的な価値が生まれるはずです。クリプトリエもAI事業を手掛けているため、「Web3×AI」のユースケースを作り出していきたいと考えています。

足のトレーニングが仕事のパフォーマンスを向上させる

小林:プライベートについてもお聞きしたいのですが、手塚さんは2006年からずっと社長業をされていますよね。お休みはちゃんと取れているのでしょうか。

手塚:昔は「1週間=24時間×7日」だと思って、働けるだけ働いていました(笑)。

クリプトリエ手塚氏 YouTube NFT Media後編7

手塚:でも30代になってからはメリハリがないとパフォーマンスが落ちてしまうと気づき、現在では土日のどちらか1日は必ず休むようにしています。

小林:私もワーカーホリック気味なので、耳が痛いです(笑)。休むようになって、何か変わりましたか。

手塚:変わりましたね。NetflixやYouTube、ドラマなど、世の中にはこんなに面白いものがたくさんあるんだと知りました(笑)。今はエンタメに時間を奪われないよう気をつけているくらいです。でも、これらのコンテンツが刺激やヒントになって、仕事に活かされる場面も多いので良いサイクルが生まれています。休むことで視野が広がった感覚ですね。

小林:仕事とプライベートが良い感じに相互作用し始めたんですね。

手塚:もう一つ、休みの日におすすめなのが足トレです。

小林:足トレ・・・ですか?

手塚:スクワットなど足の筋力トレーニングって、めちゃくちゃきついんですよ。「やらなくていいことを、何故こんなに辛い思いしてやってるんだろう」って思うんです。

でもこの経験があると、仕事で多少辛い出来事があっても「あの足トレに比べたら楽勝だ」と思えるんです。フィジカルが鍛えられると、メンタルも強くなりますね。

小林:まさかの問題解決法ですね(笑)。足トレがメンタルの「どん底」を知る基準になっていると。

手塚:その通りです。だから事業で多少の困難があっても、「あの苦しみに比べれば大したことない」と乗り越えられます。足トレは本当にオススメです。

Web3は0を1にする技術

クリプトリエ手塚氏 YouTube NFT Media後編4

小林:手塚さんは、Web2とWeb3の両方で起業を経験されていますよね。その上で、Web3ビジネス特有の面白さや難しさは、どこにあるとお考えですか。

手塚:最初に感じたのは、圧倒的な難しさです。

Web2は、極端に言えば技術力を突き詰めればビジネスになりました。しかしWeb3は技術だけでなく、金融や法律といった専門分野の知識がなければ、ビジネスモデルの設計すらできません。学ぶべき領域がとにかく広くて深いです。

この初期ハードルの高さは、強く実感しましたね。そのため、ひたすらニュースを読み、自分でWeb3サービスを体験し、勉強する日々が続いていました。

小林:広さと深さが両立しているんですね。では、面白さの点ではいかがでしょうか。

手塚:新たな価値を創造できる点が面白いですね。

AIと比較すると分かりやすいかもしれません。AIは既存の業務を効率化したり自動化したりするなど、いわば1を100に加速させる技術です。これに対してWeb3は、今までになかった価値を創造しています。言い換えると、0を1にする側面が強いです。

そのため、予想だにしなかったビジネスモデルや新しい価値が、Web3の世界から次々と生まれてきています。このワクワク感、ドーパミンがドバドバ出る感じは、Web3ならではの面白さですね。

最後に

小林:最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

手塚:「何か新しい価値を生み出したい」、「事業を劇的に改善したい」とお考えの方は、ぜひ一度お声がけください。

クリプトリエは、Web3とAIという二軸で事業を展開しています。一見すると、まったく異なる領域ですが、これから新しい事業や取り組みを始めたいと考えた時、この2つの技術は革命的な変化や爆発的な成長をもたらすはずです。

我々クリプトリエが、Web3とAIの二軸によって新しい価値の創造を支援します。

小林:本日は株式会社クリプトリエの代表取締役である手塚さんにお越しいただきました。貴重なお話をいただき、本当にありがとうございました!

手塚:ありがとうございました!

▶︎YouTubeでの視聴はこちら

関連リンク ・株式会社クリプトリエ 公式HP:https://www.cryptolier.co.jp/

・MintMonster 公式HP:https://mint-monster.io/

・手塚 康夫氏 X   :https://x.com/yasuo_tezuka