株式会社IHI(7013)は、100%子会社である株式会社IHIインフラシステム(大阪府堺市)と、同社100%子会社である株式会社IHIインフラ建設(東京都江東区)の合併を発表した。
IHIインフラシステムを存続会社、IHIインフラ建設を消滅会社とする吸収合併方式。IHIインフラ建設の橋梁および防災・水門に関わるすべての事業を、IHIインフラシステムが継承する形での関係会社の統合となる。
IHIインフラシステムは、橋梁の設計、製作、施工、診断、補修、保全工事及び水門、その他鋼構造物の製作工事を行っている。
IHIインフラ建設は、水門・鉄構物の設計・製作・据付・修理・補修・改造・制御システムに関する事業、鋼製橋梁・PC製橋梁の修理・補修・改造に関する事業等を行っている。
背景・目的
近年、国内市場においては、橋梁・水門をはじめとする社会インフラ設備の効率的・効果的な整備、維持管理、防災機能の保持と災害時の早期復旧等が求められている。
一方、海外市場においては、インフラ需要が旺盛であり、橋梁・水門分野における日本の高い技術が求められいる。
このような状況の下、両社の強みと人財を融合することで、橋梁保全事業に注力し、社会課題の解決に向けた体制構築を加速させる狙い。
国内で培った橋梁・水門技術と、海外で培った長大橋技術を融合することで、橋梁・水門業界における国内トップクラスの地位確立と、グローバルな成長のループ構築による成長を目指す。
日程
効力発生日:2025年11月1日(予定)