平河ヒューテック、ロボットケーブル製造の吉野川電線を買収

平河ヒューテック株式会社(5821)は、吉野川電線株式会社(香川県高松市)の株式を取得し、子会社化することについて決定した。

なお、吉野川電線の資本金が、平河ヒューテックの資本金の100分の10以上に相当することから、吉野川電線は特定子会社に該当する。

平河ヒューテックは、電線・ケーブル及びその加工品の製造と販売、電子・電気機器の製造と販売等を行っている。

吉野川電線は、産業用ロボットの高可動部位に使用されるケーブル(いわゆるロボットケーブル)のニッチトップ企業。高速連続・長時間稼働や複雑で繊細な動きをする産業用ロボットに求められる耐久性と柔軟性に優れたケーブル設計・製造の技術力と、ロボットケーブルのパイオニアとしてブランド力を有している。

目的

平河ヒューテックは、産業用ロボットを含むFA(ファクトリー・オートメーション)用の各種ケーブルを手がけるが、主な用途は低可動部位または固定部位である。

また、サーバ/ストーレージ用や車載カメラ・産業カメラ用など、高速・大容量のデータ伝送に優れた通信用ケーブルに強みにしているが、本件M&Aにより、両社の技術力を融合し、世界的に拡大が見込まれるFA市場をはじめ、モビリティー製品、医療機器などの次世代IoT市場での売上拡大や新製品の投入につなげる。

株式の状況

異動前の所有株式数 0株
取得株式数 2,208,550株(議決権の数:2,208,550個)
取得価額 吉野川電線株式会社の普通株式 2,952百万円
アドバイザリー費用等(概算額) 56百万円
合計(概算額) 3,008百万円
異動後の所有株式数 2,208,550株(議決権の数:2,208,550個)(議決権所有割合:74.6%)

日程

株式譲渡実行日:2025年6月2日

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(提供:日本M&Aセンター

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