天馬、MBO実施で非公開化へ

天馬株式会社(7958)は、マネジメント・バイアウト(MBO)の実施を発表した。

天馬の創業家の資産管理会社であるFHLホールディングス株式会社(東京都文京区)が、公開買付け(TOB)により天馬株式を取得する。

一連の手続きが完了すれば、天馬株式は上場廃止となる見通し。

天馬グループは、主としてハウスウエア合成樹脂製品(収納用品、キッチン用品、清掃用品、ガーデニング用品、バス用品、洗濯用品等)及び工業品合成樹脂製品(OA・電子機器部品)、家電機器部品、自動車外装・内装部品、住設部品、各種コンテナー、メディアケース等)の製造及び販売に関連した事業を行っている。

背景・目的

天馬グループの企業価値を向上させるには、天馬の取締役かつ創業家出身である金田宏氏による株式の長期保有を前提として、天馬株主等の投資家からの要請にとらわれない体制を構築することで意思決定の迅速化を図り、省人化、自動化、生産性の改善、業務効率の改善等を実施して、利益を出せるための足元の地盤固めを進めることや、高度な人材の獲得、従業員の意識改革等が進めることができる天馬株式の非公開化という選択肢が最善との考えに至った。

具体的には、経営・専門人材の拡充と強固な組織の構築、高い収益性や将来性に向けた事業ポートフォリオの再構築、採算性を鑑みた重点投資地域における生産能力の拡大にて、企業価値向上を目指す。

買付予定の株券等の数

株券等の種類 買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
普通株式 13,492,330(株) 6,764,800(株) -(株)

買付け等の期間

2025年3月17日(月曜日)から2025年4月28日(月曜日)まで(30営業日)

買付け等の価格

普通株式1株につき、3,580円

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(提供:日本M&Aセンター

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