カナデビア、英国の再生可能エネルギー関連事業のICLを買収

カナデビア株式会社(7004)は、100%子会社であるKanadevia Inova AG(スイス、以下:Inova)が、Iona Capital Ltd(英国、以下:ICL)およびICLのグループ会社3社※を買収したことを発表した。

※ICLのグループ会社3社は、Iona Management Services Ltd、Iona Environmental Infrastructure Parent Co Ltd、Iona Environmental Infrastructure Hold Co Ltd。

Inovaは、ごみ焼却発電プラントやバイオガスプラントのEPC(設計・調達・施工)、運営・メンテナンスなどを手がけている。 ICLは、バイオガスプロジェクトに関する事業開発や運営を行っている。

背景・目的

カナデビアグループは、Inovaを通じて、2014年に乾式メタン発酵技術「KompogasⓇ(コンポガス)」を買収し、バイオガス事業に参入して以降、2021年にドイツのSchmackグループから湿式メタン発酵技術、2023年にはイタリアでバイオガス事業を手がける「Schmack Biogas Srl(現Kanadevia Inova Schmack Biogas Srl)」を買収するなど、欧州や北米を中心にバイオガス事業を拡大してきた。

その後も事業開発および運営の強化を目的として組織体制を確立してきたが、本件M&Aにより、事業開発およびプラント運営に関するノウハウを獲得し、今後も欧州や北米を中心にバイオガス事業の拡大を狙う。

また、11カ所の既存バイオガスプラントに加えて、オランダやイタリアなどの欧州や米国で現在開発中の新規プロジェクトについても、Inovaが引き継ぐこととなる。

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(提供:日本M&Aセンター

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