平和、アコーディア・ゴルフの親会社を約5100億円で買収

株式会社平和(6412)は、Fortress Investment Group LLCの関連事業体が運用するPJC Investment Holdings L.P.(ケイマン諸島)との間で、株式会社アコーディア・ゴルフ(東京都品川区)からPJC Investments株式会社(東京都港区)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。本株式取得に伴いアコーディア・ゴルフは、平和の孫会社となる。

また、金融機関から本株式取得等に必要な資金の借入を行うことを併せて発表した。

HEIWAグループは、遊技機の開発、製造及び販売を行う遊技機事業とゴルフ事業を展開している。

アコーディア・ゴルフ及びその子会社は、保有・運営するゴルフ場数が173カ所(2024年11月末)と国内最大のゴルフ場運営会社グループである。

背景・目的

平和は、遊技機専業メーカーから総合レジャー企業への成長を目指し、2011年12月に安定した事業基盤を有するPGMホールディングス株式会社(現、パシフィックゴルフマネージメント株式会社。以下:PGM)の株式を公開買付けにより取得し、連結子会社としてきた。2015年8月には株式交換によりPGMを完全子会社化し、ゴルフ事業への参入・強化を行ってきた。

平和は、本M&Aにより、アコーディア・ゴルフ及びPGMの双方における経営の効率化やスケールメリット等のシナジー効果を見込み、管理費や仕入コストの削減、システムの統合、顧客サービス向上のための予約サイトや各ポイントプログラムの共通化等を図る。ゴルフ事業の売上高構成比率・利益構成比率を高め、グループの事業基盤の強靭化を狙う。

株式の状況

異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0%)
取得株式数 105,000,010株(議決権の数:105,000,010個)
取得価額 取得価額            510,000百万円(注)
アドバイザリー費用等(概算額) 2,000百万円
合計(概算額)         512,000百万円
異動後の所有株式数 105,000,010株(議決権の数:105,000,010個)(議決権所有割合:100%)

(注)上記金額は、PJC Investmentsの企業価値として合意した金額であり、本株式譲渡の対価として支払われる株式価値(253,558百万円)に加え、ネット有利子負債等の額を含む。最終的な取得価額は本株式譲渡契約に定める価格調整(株式譲渡実行日時点での運転資本額及び純有利子負債等額の増減による調整)を経て決定される。

日程

株式譲渡実行日:2025年1月31日(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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