NEC、子会社のNECネッツエスアイに対しTOBを実施

日本電気株式会社(6701、以下:NEC)は、NECネッツエスアイ株式会社(1973)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得すると発表した。NECネッツエスアイは、TOBに対して賛同を表明している

NECは、ITサービス事業、社会インフラ事業を行っている。

NECネッツエスアイは、主にコミュニケーション分野を中心としたICTシステムに関する企画・コンサルティングや設計・構築などの提供、日本全国にわたるサポートサービス拠点による24時間365日対応の保守・運用、監視サービス並びにアウトソーシングサービスの提供を行っている。

本公開買付けの目的

NECネッツエスアイの普通株式を非公開化することを目的とする取引の一環として、本公開買付けを実施することとした。

また、以下のシナジー効果を狙う。

1. NECグループの経営資源活用・連携による成長戦略加速、競争力強化
2. 総合力の強化、事業基盤の強化
・ICT基盤から業種・業務系IT・ソフトウェア領域まで含めた総合力の強化
・社会公共インフラ領域における事業基盤強化
・ 事業統合、経営一体化による規模、マーケットの獲得による、業界における存在感、ポジションの向上
3. NECグループとの事業連携・機能集約を通じた経営の効率化

買付予定の株券等の数

株券等の種類 買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
普通株式 72,461,155株 22,756,305株 ―株

買付け等の期間

2024年10月30日(水曜日)から2024年12月11日(水曜日)まで(30営業日)

買付け等の価格

普通株式1株につき、3,250円

買付代金

235,498,753,750円
(注)「買付代金」は、本公開買付けの買付予定数(72,461,155株)に本公開買付価格(3,250円)を乗じた金額。

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(提供:日本M&Aセンター

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