4℃のヨンドシーHD、高級ブランド時計リユース事業などの羅針を買収

株式会社ヨンドシーホールディングス(8008、以下:ヨンドシーHD)は、株式会社羅針(東京都中央区)の株式を取得し、子会社化することを決定した。

ヨンドシーHDは、ジュエリーを中心とするブランド事業、アパレル・バッグを中心とした企画・製造・卸売事業、小売事業を行っている。

羅針は、高級ブランド時計を専門的に取り扱うリユース事業を運営等を行っている。

背景・目的

ヨンドシーHDグループは、「4℃」ブランドを中心としたグローバルファッション創造企業として、ジュエリーの企画・製造・販売をはじめ、総合衣料品店「パレット」のチェーン展開、企画機能と海外生産基盤を強みとしたアパレルOEM・ODMを主な事業として展開、ファッションビジネスを通じて顧客の生活文化の向上に貢献することで、持続的な成長及び長期的な企業価値の向上を目指している。

ヨンドシーHDグループでは、第7次中期経営計画(2025年2月期~2027年2月期)にて、新たな事業領域の拡大を目的に、事業セグメントにおけるジュエリー事業をブランド事業へと変更した。

また、同時に公表した「2030ビジョン」では、新規商材や海外展開など、未来志向の成長投資によりブランド事業の事業領域を拡大し、飛躍的な利益成長を実現することを目標に掲げた。

ヨンドシーHDが子会社化する羅針を取り巻くリユース業界は、環境問題に対する関心の高まりなど、サステナブルな社会の実現に向けた消費者の価値観の変化により今後も持続的な成長が見込まれる。

本件M&Aにより、ヨンドシーHDグループの経営基盤の強化を図る。

羅針の持つ専門知識や市場でのポジショニングを活かして、より広範なビジネスの展開が可能となる。

ヨンドシーHDは、ブランド事業における事業領域の拡大と付加価値の向上、ヨンドシーHDグループの飛躍的な利益成長、安定した強固な事業ポートフォリオの確立を実現することができるものと判断した。

株式の状況

異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0.0%)
取得株式数 341,700株(議決権の数:341,700個)
取得価額 株式取得価額         10,492百万円
アドバイザリー費用等(概算額) 50百万円
合計(概算)         10,542百万円
異動後の所有株式数 341,700株(議決権の数:341,700個)(議決権所有割合:97.2%)

日程

取締役会決議日:2024年10月11日
契約締結日  :2024年10月11日
株式譲渡実行日:2024年12月2日(予定)

ファッション・生活用品小売業界のM&A・事業承継の動向はこちら
(提供:日本M&Aセンター

無料会員登録はこちら