神奈川中央交通、子会社の神奈川中央交通東と神奈川中央交通西を吸収合併

神奈川中央交通株式会社(9081)は、完全子会社である神奈川中央交通東株式会社(神奈川県平塚市)及び神奈川中央交通西株式会社(神奈川県平塚市)を吸収合併することを決定した。

神奈川中央交通を存続会社とする吸収合併方式で、神奈川中央交通東及び神奈川中央交通西は解散する。

神奈川中央交通は、旅客自動車事業、旅客自動車事業、ホテル事業を行っている。

神奈川中央交通東及び神奈川中央交通西はともに、旅客自動車事業、運行管理受託事業を行っている。

目的

乗合バス事業は、モータリゼーションの進展を背景に輸送人員の減少が続く厳しい事業環境のなか、神奈川中央交通では地域公共交通の維持のため、事業環境の変化に応じて乗合バス事業の再編を実施してきた。

近年バス業界では乗務員の採用環境の悪化と共に、2024年4月に改正・施行されたバス運転者の改善基準告示により、必要な乗務員数が増加することで人手不足が拡大し、現在の輸送力を維持していく事が困難な状況になりつつある。

今後は、生産年齢人口の減少や高齢化の進展による人口構造の変化により輸送人員の減少が見込まれ、このような構造的変化に対応した地域公共交通を再構築していくことが重要であるとの認識から、現在3社体制で運営している乗合バス事業を1社体制に再編し、運営の効率化を図る。

また、神奈川中央交通に集約することで採用活動を強化し、中期経営計画で掲げている重点課題の一つである「持続可能なモビリティサービスの実現」を目指す。

日程

合併契約書承認の取締役会決議日:2024年9月27日

合併契約書締結日       :2024年9月27日

合併予定日(効力発生日)   :2025年4月1日(予定)

鉄道・バス業界のM&A・事業承継の動向はこちら
(提供:日本M&Aセンター

無料会員登録はこちら