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新型コロナウイルスにパンデミック宣言が出され、経済への影響も深刻さを増しています。

そんな中、需要減に対応するために、従業員の解雇や内定取り消しに踏み切る企業も増えて来ています。

これを受けて、厚生労働省は雇用調整助成金の特例を追加しました。

(1)雇用調整助成金とは?

雇用調整助成金とは、事業活動を縮小しなくてはいけない場合に、従業員を解雇せずに休業や出向でを用いて雇用を維持した場合にもらえる助成金です。

一人一日当たり最大で8330円、教育訓練を施した場合には追加で1200円が支給される制度です。

助成率は中小企業で2/3、大企業では1/2となっています

(2)今回の追加特例の内容は?

主なポイントは「内定者の入社時期の延期に使える」ことと「一年以内に同制度を使ってる事業主でも使える」点です。

他にも、「事業所を構えて1年未満の事業主でも使える」など、条件が緩和されています。

厳しい状況が続きますが、大切な会社と従業員を守るために、解雇や内定取り消しの前に雇用調整助成金の利用を検討してみてください。

この世界的な危機、日本中で一丸となって乗り越えていきましょう。
(参考:厚生労働省プレスリリース)