トランコムが米ベインキャピタルと連携しMBO実施へ

物流センターの運営を行うトランコム株式会社(9058)は、米投資ファンドのベインキャピタルと組み、マネジメント・バイアウト(MBO)を実施すると発表した。

ベインキャピタル傘下の株式会社BCJ-86を通じ、トランコムの株券等を公開買付け(TOB)により取得する。

一連の手続きが完了すれば、トランコム株式は非公開化され、プライム市場への上場は廃止となる見通し。

目的

トランコムは、物流業界全体が抱える課題に対し、抜本的な施策の実施が必要と考えていた。

実施には、多額の初期投資や継続的な投資が必要となることに加え、新たなビジネスに伴う不確定リスクも存在するため、株式の市場価格の下落といったマイナスの影響から少数株主に対して不利益を与える可能性を否定できないため非公開化を考えるに至った。

2024年5月下旬に、ベインキャピタルと接点を持ち、今回の決定につながった。

買付予定の株券等の数

買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
6,694,841株 3,508,200株 ― 株

買付け等の期間

2024年9月18日(水曜日)から2024年10月31日(木曜日)まで(30営業日)

買付け等の価格

1. 普通株式1株:10,300円
2. 新株予約権:第1回、第2回 新株予約権1個につき1円

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(提供:日本M&Aセンター

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