アルプスアルパイン、パワーインダクター事業を台湾Delta Electronicsの日本法人に譲渡

アルプスアルパイン株式会社(6770)は、パワーインダクター事業を、Delta Electronics Inc. グループ(台湾 台北市、以下「デルタグループ」)の日本法人であるデルタ電子株式会社(東京都港区)に譲渡することを決定した。

アルプスアルパインは、コンポーネント事業、センサー・コミュニケーション事業、モジュール・システム事業等を行っている。

デルタ電子は、情報、通信機器及び部品の輸入販売と輸出業務、産業オートメーション事業、エネルギーインフラストラクチャー事業、再生可能エネルギー関連、ソリューション事業関連を行っている。

背景・目的

アルプスアルパインは、成長戦略の一環とした事業ポートフォリオの変革において、注力事業と非注力事業の選別を行い、経営の効率化を推進している。

アルプスアルパインのパワーインダクター事業は、自社の保有する技術だけでは将来的にグローバル市場全体の成長を取り込むことは困難と判断し、新たなパートナーに事業を託すこととした。

パートナーの選定にあたり、拡大が期待されるデータセンター需要への事業取組において、アルプスアルパインとの事業取引が多く、長期にわたって信頼関係を構築、電源関連製品において業界をリードするデルタグループへ譲渡する判断に至った。

譲渡事業の内容

DDR(Double Data Rate)DIMM(Dual Inline Memory Module)等の次世代半導体メモリー市場向け製品を含むパワーインダクター及び当該製品に使用される磁性材料の研究開発、製造、販売に関する事業。

日程

取締役会決議日         :2024年8月29日

事業譲渡契約締結日       :2024年9月下旬(予定)

効力発生日(本事業譲渡の実行日):2025年1月初旬(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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