モスフードサービス「Stand by Mos(スタンドバイモス)東武池袋駅店」外観
(画像=モスフードサービス「Stand by Mos(スタンドバイモス)東武池袋駅店」外観)

モスバーガーを展開するモスフードサービスは8月9日、新業態のドリンクスタンド「Stand by Mos(スタンドバイモス)」を、東武東上線「池袋駅」の改札内にオープンする。

主に規格外品などで捨てられてしまう野菜を使ったスムージーやジュースを取りそろえる。価格帯は税込420円~500円。1年間で使用する規格外野菜は、この1店舗で4.6トンを見込む。モスバーガー店舗では出店できない狭小スペースを利用した業態となっている。

「Stand by Mos」販売メニュー
(画像=「Stand by Mos」販売メニュー)

モスバーガーでは、創業当初から生野菜にこだわった商品を販売してきた。店舗で使用する生野菜はすべて、同社が関係を構築した全国117産地、2,379軒の契約農家で栽培されている。

新業態「スタンドバイモス」では、モスバーガー店舗で使用しているものと同じ野菜に加え、規格外品や野菜の端材も活用する。味や風味は問題がないが、サイズが大きすぎる・小さすぎる、表面にキズがあるなどの理由で本来は廃棄されるはずの野菜を使うことで、食品ロス削減や産地・生産者の支援を目指す。また、“健康・おいしさの両立”を掲げ、成人が1日に必要な野菜摂取量の2分の1を摂取できるメニューも取りそろえる。

メニューは全9品。うち、7品は「スタンドバイモス」のオリジナル商品。看板メニューは、トマトを使った2品「しっかりトマトなモストマトジュース」「ちょっぴりフルーティーなモストマトスムージー」。そのほか、しょうがを栽培する際の種として使用され、一般的に流通しない“親生姜”を使った「ジンジャーラテ」、モスバーガーでも販売している「まぜるシェイク 新生獺祭〈ノンアルコール〉」「モスシェイク バニラ」など。

Stand by Mos「しっかりトマトなモストマトジュース」「ちょっぴりフルーティーなモストマトスムージー」
(画像=Stand by Mos「しっかりトマトなモストマトジュース」「ちょっぴりフルーティーなモストマトスムージー」)

「スタンドバイモス 東武池袋駅店」オープンに先立ち8月8日、記者発表会を開催。プロジェクト責任者の同社執行役員社長室長の金田泰明氏は、今後の出店について「まず1年間はこの店舗で、どういった層や商品にニーズがあるのか調査していく。そのあとで、例えば4年間で100店舗などの出店を目指したい」とした。東武池袋駅店の売上目標は、月商500万円。今後の出店場所は、人が多く集まる場所であれば、駅ナカ以外も視野に入れるという。

モスフードサービスの金田氏
(画像=モスフードサービスの金田氏)

〈「Stand by Mos」メニュー概要(価格表記はすべて税込)〉
◆「しっかりトマトなモストマトジュース」(420円/180mlCUP)
モスのトマトとパタゴニアソルトで作ったトマトジュース。モスバーガー店舗には出荷できない規格外(サイズが大きすぎる・小さすぎる、割れやキズがあるなど)のトマトを中心に使用。成人が1日に必要な野菜摂取量目標350gの約1/2を摂取できる。

スタンドバイモス「しっかりトマトなモストマトジュース」
(画像=スタンドバイモス「しっかりトマトなモストマトジュース」)

◆「ちょっぴりフルーティーなモストマトスムージー」(500円/180mlCUP)
モスのトマトに青森県産りんご果汁を合わせた“フルーティーで飲みやすい”スムージー。モストマトジュースと同様に、規格外のトマトを中心に使い、成人が1日に必要な野菜摂取量目標350gの約1/3を摂取できる。

スタンドバイモス「ちょっぴりフルーティーなモストマトスムージー」
(画像=スタンドバイモス「ちょっぴりフルーティーなモストマトスムージー」)

◆「しっかりベジーなモスグリーンスムージー」(500円/180mlCUP)
えぐみの少ないサラダほうれん草を使ったグリーンスムージー。生鮮の野菜は全て「モスの生野菜」を使い、パイナップルを加えて飲みやすく仕立てた。成人が1日に必要な野菜摂取目標350gの約1/3を摂取できる。

スタンドバイモス「しっかりベジーなモスグリーンスムージー」
(画像=スタンドバイモス「しっかりベジーなモスグリーンスムージー」)

◆「きゅんと甘ずっぱいモスベリーベリーベリースムージー」(500円/180mlCUP)
ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリーを使ったスムージー。甘みと酸味のバランスが良いブランドいちごの福岡県産「あまおう」と栃木県産「スカイベリー」のそれぞれのソースを使用。ストロベリー果肉13.4%、ブルーベリー果肉2.8%、ラズベリー果肉2.3%、あまおう果肉5.9%、スカイベリー果肉1.2%使用。

スタンドバイモス「きゅんと甘ずっぱいモスベリーベリーベリースムージー」
(画像=スタンドバイモス「きゅんと甘ずっぱいモスベリーベリーベリースムージー」)

◆「さっぱりリフレッシュ!モスレモネード」(420円/210mlCUP)
広島県尾道市瀬戸田町で栽培された、皮まで食べられるブランドレモン「せとだエコレモン」をシロップに使ったレモネード。レモンスライスには、本来は形状不良で廃棄されてしまうレモンを使用。「せとだエコレモン」19.6%配合。

スタンドバイモス「さっぱりリフレッシュ!モスレモネード」
(画像=スタンドバイモス「さっぱりリフレッシュ!モスレモネード」)

◆「ほっこりスパイシーなモスジンジャーラテ」(420円/210mlCUP)
シロップに高知県産の生姜と国産の加工黒糖を使ったジンジャーラテ。本来は廃棄されてしまう親生姜を使用。親生姜とは、しょうがを栽培する際の種として使用された生姜のことで、通常の生姜より繊維が多く、辛みが強いのが特徴。ピリッとした辛みが、ミルクと加工黒糖のまろやかな味わいによく合うという。

スタンドバイモス「ほっこりスパイシーなモスジンジャーラテ」
(画像=スタンドバイモス「ほっこりスパイシーなモスジンジャーラテ」)

◆「こっくりスイートなモスバナナミルクスムージー」(500円/180mlCUP)
皮の黒味が強いなどの理由で本来は廃棄されてしまう規格外バナナを主に使ったバナナミルクスムージー。素材を活かすため、バナナのほかには牛乳しか使用しておらず、濃厚なバナナの甘みを楽しめるという。

スタンドバイモス「こっくりスイートなモスバナナミルクスムージー」
(画像=スタンドバイモス「こっくりスイートなモスバナナミルクスムージー」)

◆「まぜるシェイク 新生獺祭〈ノンアルコール〉」(480円/210mlCUP)※数量限定
旭酒造が製造する純米大吟醸「新生獺祭」の米麹甘酒「新生甘酒」を使ったノンアルコールシェイク。モスバーガー店舗では7月17日から数量限定で販売しており、発売2週間で約20万杯を売り上げた。

スタンドバイモス「まぜるシェイク 新生獺祭〈ノンアルコール〉」
(画像=スタンドバイモス「まぜるシェイク 新生獺祭〈ノンアルコール〉」)

◆「モスシェイク バニラ」(340円/210mlCUP)
モスバーガー店舗で定番商品として販売しているバニラ風味のシェイク。コクがあって飽きのこない味わいに仕上げたという。

〈「Stand by Mos(スタンドバイモス)東武池袋駅店」概要〉
・開店日時
2024年8月9日9時

・所在地
東京都豊島区西池袋1-1-21東武東上線「池袋駅」構内

・アクセス
東武東上線「池袋駅」(中央1改札内)

・営業時間
9時~21時

・定休日
なし

・店舗面積
4.95坪

・座席数
なし

※「Stand by mos」は改札内店舗のため、東武東上線の利用時または、東武東上線の入場券が必要。

モスフードサービス「Stand by Mos(スタンドバイモス)東武池袋駅店」外観
(画像=モスフードサービス「Stand by Mos(スタンドバイモス)東武池袋駅店」外観)