Aoba-BBT
柴田 巌 代表取締役社長
【PROFILE】京都大学工学部を卒業後、京都大学大学院(工学修士)、英国London School of Economics & Political Science (MSc)、米国Northwestern大学Kellogg Graduate School of Management(MBA)にて修士号を取得。Andersen Consulting、Booz Allen & Hamilton、大前・アンド・アソシエーツ等を経て、1998年5月、インターネット事業を手がけるエブリデイ・ドット・コムを設立。その後、エブリデイ・ドット・コム代表取締役、オレンジライフ代表取締役、旬工房代表取締役等を歴任。現在、Aoba-BBT代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授、2017年6月より事務総長に就任。アオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズ代表取締役社長、現代幼児基礎教育開発代表取締役社長、Summerhill International代表取締役社長。 |
AI社会の到来により、戦略の優劣だけで競合に勝ち続ける時代は終わりました。優れた戦略も、瞬時に世界中で共有され、模倣が容易になったからです。今後は、戦略の実行を担う「人材」こそが競争優位性を決定する最大の要因となります。
経営者の手腕は、戦略への投資ではなく「人」への投資とそのリターン実現にかかっています。人への投資は、長期的に価値を生む「人的資本への投資」として結実することが不可欠であり、そのためには再現可能な仕組みや構造が必要です。
このようなVUCAの時代には、「分野横断的知識・能力」「理論と実践の融合」「構想力」といったスキルが求められます。選抜されたCxO候補生が自社の企業理念を的確に理解し、自ら経営理念や経営ビジョンを打ち立てる人材へと成長することが重要です。
当社は、教育とテクノロジーの融合を推進し、日本初のオンライン大学や大学院(MBA)、豪州BOND大学との共同オンラインMBAプログラムなどを提供しています。また、上場企業1000社以上の経営者や人事に対して、組織の発展に必要な人材育成ソリューションを提供しています。
本書では、次世代の経営者を養成する企業内ビジネススクールの重要性を具体的な事例を交えて解説し、その効果と実践方法を示します。
自社固有の企業内ビジネススクールを通じて、企業の経営人材要件に求められるレベルの到達、視座の向上、経営マインドの引き上げ、CxO候補生同士の連携強化に焦点を当てています。これにより、企業競争力(採用競争力、企業価値等)の向上が期待されます。
労働人口減少が避けられない日本において、労働生産性の向上は国家的課題です。当社が提案する企業内ビジネススクールでは、CxO候補生が経営理念やビジョンを打ち立てる人材へと成長することを目指しています。
次世代経営人材の育成は、企業の持続可能な成長と競争力の維持に直結します。本書が経営者や人事責任者にとって、実務に直結する知見と洞察を提供する一助となることを願っています。
2,000円+税