小糸製作所、米国Cepton, Inc.を子会社化へ

株式会社小糸製作所(7276)は、Cepton, Inc. (米国カリフォルニア州、以下「セプトン社」)の子会社化に向けた合併契約を締結した。

小糸製作所が米国デラウェア州に新設した中間持株会社の完全子会社である買収子会社と、セプトン社を合併する方法(逆三角合併)により実行する。合併後の存続会社はセプトン社であり、セプトン社は中間持株会社の完全子会社となり、中間持株会社を通じた小糸製作所の保有割合は、およそ94.1%となる見通し。

小糸製作所は、自動車照明器、航空機部品、電子装置・部品等の製造・販売を行っている。

セプトン社は、自動車・輸送インフラ等の各市場向けLiDARの製造・販売を行っている。

背景・目的

小糸製作所とセプトン社は、2018年よりLiDARの共同開発を開始。短・中・長距離用LiDARの開発に取り組み、センサによる周辺監視に関する幅広いニーズへの対応を図ってきた。

2024年には、自動運転レベル4車両(高速道路や限定された地域等の、特定の条件下における完全自動運転)における周辺監視用途として、セプトン社と協業で開発した短距離LiDARが選定され、受注に至った。

セプトン社との協業範囲が拡大する中、本件M&Aにより、セプトン社の技術力と、KOITOグループのノウハウの組み合せを追求するとともに、両社で重複しているリソースの効率化等により、LiDAR事業におけるQCDD(品質・価格・供給・開発)及び市場競争力の強化を図る。

日程

本子会社化実行      :2025年3月期 第4四半期(見込み)

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(提供:日本M&Aセンター

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