中外製薬株式会社(4519)および丸石製薬株式会社(大阪市鶴見区)は、中外製薬が日本における製造販売承認を有する生理的腸管機能改善・高アンモニア血症用剤「モニラックⓇ・シロップ65%」(以下「モニラック・シロップ」)について、国内の事業を中外製薬から丸石製薬に譲渡することを決定した。
中外製薬は、抗体エンジニアリング技術をはじめとする独自の創薬技術基盤を強みとする、研究開発型の製薬企業。
丸石製薬は、日本薬局方医薬品(ベーシックドラッグ)メーカーとして創業。医薬品の研究・開発・普及を幅広く行っている。
目的
中外製薬は、モニラック・シロップの製品ライフサイクルの成熟に伴い、今後の国内マーケティングについて検討を行ってきた。
両社間で協議し、製造販売承認および商標等の知的財産権を含む、日本におけるモニラック・シロップに関する一切の資産を中外製薬が丸石製薬に譲渡し、以後同社による販売とすることについて合意し、譲渡契約の締結に至った。
ベーシックドラッグ領域に強みを持つ丸石製薬は、既存製品とのシナジーにより、モニラック・シロップの価値最大化を図る。