ダイト、中国の千輝薬業と鼎旺医薬との資本業務提携を強化

ダイト株式会社(4577)は、12%を出資する合弁会社である千輝薬業(安徽)有限責任公司(中国安徽省、以下「千輝薬業」)及び安徽鼎旺医薬有限公司(中国安徽省、以下「鼎旺医薬」、千輝薬業及び鼎旺医薬を合わせて「両社」)と資本業務提携を行うことについて決定した。

また、両社の株主である千輝企業有限公司(香港)及び二幸商事株式会社(東京都台東区)との間で、本資本業務提携に係る合弁契約書を締結した。

ダイトは、医薬品製造販売、医薬品卸売販売、動物用医薬品卸売販売を行っている。

千輝薬業及び鼎旺医薬は、原薬及び中間体の開発・製造・販売を行っている。

背景・目的

中国の医薬品市場は、日本を抜いて米国に次ぐ世界第2位の市場規模となったが、高齢化や一人当たり所得の増加、医療費の増加などに支えられ、今後も市場の拡大が見込まれている。

中国国内においても、ダイトの強みである「原薬から製剤までの一気通貫体制」を整え、競争力の強化と企業価値の向上を図る。

業務提携の内容

① 日中両市場向けの原薬等の共同開発体制の構築
② 出発原料・中間体の購買における連携体制の強化
③ 他社購入原薬の千輝薬業・鼎旺医薬への内製化検討
④ ダイトグループとの生産計画の共有
⑤ダイトが製造する原薬製品の中国向け輸出の支援

資本提携の内容

ダイトは、本追加持分取得の実行日付で、両社のそれぞれ9%持分を追加で取得する予定。また二幸商事は、ダイトの発行済株式総数の2%に当たる普通株式300,000 株を市場買付により取得する予定である。

日程

決議日        :令和6年7月12日
持分譲渡契約書の締結日:令和6年7月12日
本追加持分取得の実行日:令和6年8月(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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