三菱ケミカルグループ傘下の田辺三菱製薬、アルガトロバン事業をフランスEthypharmに譲渡

三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬株式会社(大阪府大阪市)は、欧州における選択的抗トロンビン剤「アルガトロバン水和物」(以下「アルガトロバン※」)事業をEthypharm (フランス・パリ) に譲渡する契約を2024年6月13日に締結した。

田辺三菱製薬は、医療用医薬品を中心とする医薬品の製造・販売を行っている。

Ethypharmは、欧州にて、病院・中枢神経系(重度の痛みや依存症)・内科を中心に、医療用医薬品の製造・販売を行っている。

※アルガトロバン:
田辺三菱製薬が創製した選択的抗トロンビン剤。国内では「ノバスタンHI注」の名称で販売、
欧州では、「ヘパリン起因性血小板減少症(HIT) II型」の治療薬として販売されている。

目的

Ethypharmは、中枢神経系(CNS)疾患領域や注射剤に強みがあり、田辺三菱製薬の欧州アルガトロバン事業の承継によって医薬品事業の強化を図る。

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(提供:日本M&Aセンター

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