Hondaと三菱商事、EV新事業で新会社「ALTNA」設立

本田技研工業株式会社(7267、以下「Honda」)と三菱商事株式会社(8058)は、2023年10月に締結した、脱炭素社会における電気自動車(EV)の普及拡大を見据えた新事業創出に向けた覚書に基づき、新会社「ALTNA(オルタナ)株式会社」を2024年7月に設立する。

Hondaは、二輪車、四輪車、パワープロダクツなどの生産販売を行っている。

三菱商事は、世界中に広がる約1,800の連結対象会社と協働しながらビジネスを展開する総合商社。幅広い産業を事業領域としている。

目的

EV利用コストの最適化や、希少資源を多く含むバッテリーの価値向上と国内での資源循環、さらに、再生エネルギーの普及に向けて需要が拡大する系統用蓄電池による調整力の供給といった、EVの社会実装と脱炭素社会の実現にむけた課題の解決のため。

ALTNAは、Hondaが持つEV・バッテリーの制御技術やコネクテッド技術と、三菱商事が持つ蓄電池運用やスマート充電などの電力ビジネスに関する知見を組み合わせることで、EVユーザーのTCO(Total Cost of Ownership:総保有コスト)を低減する新たなモビリティサービスと、EVバッテリーを長期に活用する新たな電力事業の展開を目指す。

新会社の事業内容

  1. バッテリーリース事業
  2. リパーパス蓄電事業
  3. スマート充電※事業 ※スマート充電:電力の需給に合わせてEVの充電タイミングを自動制御する仕組み

新会社の概要(予定)

名称        :ALTNA株式会社(ALTNA Co., Ltd.)
所在地       :東京都千代田区
資本金及び資本準備金:20億円
出資比率      :本田技研工業株式会社50%、三菱商事株式会社50%

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(提供:日本M&Aセンター

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