三井金属鉱業、子会社の八戸製錬の株式を追加取得・出資比率は95.99%

三井金属鉱業株式会社(5706)は、東邦亜鉛株式会社(5707)が保有する八戸製錬株式会社(東京都品川区)の全株式(持分10.48%)の取得を決定した。これにより、三井金属鉱業の持分は95.99%となる。

三井金属鉱業は、機能材料・電子材料の製造・販売、非鉄金属製錬、資源開発、貴金属リサイクル、素材関連事業、自動車部品の製造・販売等を行う。

東邦亜鉛は、 製錬・資源・電子部材・機能材料・環境・リサイクル・ソフトカーム(防音・X線防護)事業を行う。

八戸製錬は、ISP法(一つの熔鉱炉で亜鉛と鉛を同時に製錬する方法)で世界最大規模の製錬所。亜鉛・鉛・カドミウムの製錬、硫酸・石膏の製造、産業廃棄物および一般廃棄物の処分等を行う。

目的

八戸製錬は世界最大規模の製錬所を保有。約50%がリサイクル原料であり、多種多様な原料や産業廃棄物を処理できるなど循環型社会の実現に貢献しており、三井金属鉱業グループの中核を担う製錬所となっている。

資源リサイクルに重点をおく三井金属鉱業の製錬事業の競争力強化、持続可能な社会実現に向けた三井金属鉱業の果たすべき役割の強化を目指す。

日程

株式取得日:2024年6月28日(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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