三井物産、「Papas(パパス)」などアパレルブランド展開のビギホールディングスを買収

三井物産株式会社(8031)は株式会社ビギホールディングス(東京都目黒区、以下「ビギHD」)を完全子会社化した。

三井物産は、大手総合商社として、金属資源、エネルギー、プロジェクト、モビリティ、化学品、鉄鋼製品、食料、流通事業、ウェルネス事業、ICT事業、コーポレートディベロップメントの各分野において、全世界の営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築など、各種事業を多角的に展開する。

ビギHDは、「Papas(パパス)」「martinique(マルティニーク)」「MOGA(モガ)」「MEN'S BIGI(メンズビギ)」などの洋服・服飾雑貨の企画製造・販売事業を行う国内有力アパレルブランド。

目的

三井物産は2018年にビギHDへ33.4%出資参画し、EC事業の強化や、「PINK HOUSE(ピンクハウス)」をはじめとするブランドの海外展開支援、英国老舗ニットブランド「JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)」の導入など、ビギHDの企業価値向上に貢献してきた。

今般、主要事業であるアパレル事業の更なる成長と、ファッション雑貨など周辺事業への拡張を図るため、MSD企業投資株式会社(東京都千代田区)が運営するMSD第一号投資事業有限責任組合が保有していたビギHDの株式66.6%を取得し、持株比率を100%した。

ビギHDが強みとする創造力、販路や顧客基盤に、三井物産が有する業界横断的な連携、経営・DXのノウハウや国内外のネットワークといった総合力を掛け合わせることで、ビギHDはライフスタイル事業者として、更なる成長を目指す。

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(提供:日本M&Aセンター

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