三井物産、ニュージーランドのICT施工ソリューション事業者を買収

三井物産株式会社(8031)は、三井物産子会社のAptella Pty Ltd(オーストラリア・メルボルン、以下アプテラ社)を通じ、Synergy Group(ニュージーランド・オークランド、以下シナジー社)よりニュージーランドにおけるポジショニングソリューション事業、及びオーストラリアにおける道路舗装サービス・コンサルティング事業の100%買収を完了した。

アプテラ社は、鉱山・建設向けICT(情報通信技術)施工ソリューションを提供している。

シナジー社は、ニュージーランドで衛星測位等の位置情報技術や建設機械の自動化技術を活用した様々なデジタルソリューションを建設・土木・測量事業者向けに提供している。

先進国を中心に建設業界の人員不足が深刻化、高効率かつ安全な施工に対する要請が高まっている中、シナジー社はデジタル技術を活用した先進的なハード・ソフトの提供及び付加価値の高いサポートを通じて顧客課題の解決を図っている。

背景・目的

三井物産は2019年のアプテラ社(旧ポジションパートナーズ)初回出資以降、アプテラ社をコアとした一連の事業を「建設・鉱山ソリューション事業群」として成長領域に位置づけており、今回更なる成長施策としてアプテラ社を通じニュージーランドの同業シナジー社の買収を実施した。

ニュージーランドは豪州と市場特性や顧客層が類似しており、オセアニア圏における強固なネットワークの構築を通じ、多くの相乗効果を見込んでいる。またオーストラリアを中心に拡大が見込まれるインフラプロジェクト向けに、シナジー社が保有する道路舗装工事向けサービスを幅広く展開していくことも計画している。

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(提供:日本M&Aセンター

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