エムスリー、特定保健指導や禁煙外来サービス提供のメドケアを買収

エムスリー株式会社(2413)は、疾病の発症前の段階から健康状態を維持することを目的とした取り組み「ホワイト・ジャック・プロジェクト」を推進しており、その第6弾として、特定保健指導を中心とした生活習慣改善サービスを提供するメドケア株式会社(東京都豊島区)を子会社化した。

エムスリーは、医療従事者専門サイト「m3.com」を運営し、製薬会社向けマーケティング支援サービスや治験支援サービス等を提供する。

メドケアは、特定保健指導、禁煙外来サービス、重症化予防サービスなどを提供する。

目的

メドケアの子会社化に伴い、以下のシナジー効果が期待される。

①Evidence Based Health Score(以下、EBHS)とのシナジー
数万人分の健康関連データ、3,000件以上の論文レビューを元に、健診結果などから寿命を予測し、日本人平均との相対的な健康指標を算出できるサービスのEBHSと連携することで、従業員の健康課題の可視化にとどまらず、健康課題改善の具体的な施策に繋げる。

②法人向け/健康保険組合向けのサービスラインナップ拡充とクロスセル
メドケアがグループインすることで多くの健康保険組合向けにもサービス提供ができるようになる。
グループ各社で相互の顧客に対してセールス活動を行い、健康保険組合も含めた1顧客あたりの提供サービス数を増やすとともに、顧客企業に所属する従業員の健康寿命を延ばしていく取り組みを推進する。

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(提供:日本M&Aセンター

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