三井住友トラストHDとUBS 証券、CS 証券の日本におけるウェルス・マネジメント事業統合

三井住友トラスト・ホールディングス株式会社(8309)と、UBS証券株式会社(東京都千代田区)は、共同出資するウェルス・マネジメント特化の証券会社であるUBS SuMi TRUST ウェルス・マネジメント株式会社(東京都千代田区)によるクレディ・スイス証券株式会社(東京都港区、以下「CS 証券」)の日本におけるウェルス・マネジメント事業の取得・統合に合意した。

三井住友トラスト・ホールディングスは、三井住友信託銀行を中核とする三井住友トラスト・グループの経営管理機能を担う金融持株会社。

UBS 証券は、強固な財務基盤と常に変化を受け入れるグローバルな企業文化を有し、革新性で定評のある世界有数の金融機関。

UBS SuMi TRUST ウェルス・マネジメントは、証券業、ウェルス・マネジメントサービスの提供する。

背景・目的

2024年6月末までに予定されている、UBS AG と Credit Suisse AG の両事業親会社のグローバルベースでの合併の完了を経て、UBS SuMi TRUST ウェルス・マネジメントは CS 証券の日本におけるウェルス・マネジメント事業の顧客資産を引き継ぐ。そして、クライアント・アドバイザーをはじめとする CS証券のウェルス・マネジメント部門の社員が新たなメンバーとして UBS SuMi TRUST ウェルス・マネジメントに加わる。

統合後の UBS SuMi TRUST ウェルス・マネジメントの資本構成は、UBS 証券 51%、三井住友トラスト・ホールディングス 49%が変わらず維持される。これは、両社のゆるぎない提携を通じて同事業が今後も成長を続けるという UBS 証券と三井住友トラスト・ホールディングス両社の前向きな見通しを明示するものである。

スイスに本拠を置く UBS グループと、三井住友トラスト・グループは、日本におけるウェルス・マネジメント事業に関する資本・業務提携のもと UBS SuMi TRUST ウェルス・マネジメントを設立し、2021 年8月10日より営業を開始した。以来同社は、グローバルなウェルス・マネジメント事業におけるトップブランドで、かつ日本で実績のある UBS グループの世界有数のウェルス・マネジメントサービスと、国内信託銀行として最大クラスの三井住友信託銀行株式会社(東京都千代田区)の有する相続・資産承継、不動産等の幅広い商品・サービスをお客さまへ提供してきた。

UBS SuMi TRUST ウェルス・マネジメントの日本におけるビジネスモデルは、国外でも高く評価されており、今般、EUROMONEY 誌により日本におけるベスト・インターナショナル・プライベートバンク賞(Japan’sBest International Private Bank)に選出されている。

今般、CS 証券の日本におけるウェルス・マネジメント事業を統合することにより、UBS SuMi TRUST ウェルス・マネジメントは預かり資産残高においても日本におけるウェルス・マネジメント業界において揺るぎない地位を確立することになる。お客さまの多様なニーズに対して、「UBS SuMi TRUST」だからこそできる、商品提供に留まらない最適なソリューションを提供し、他に類を見ない高品質なウェルス・マネジメントサービスを推進していく。

銀行等業界のM&A・事業承継の動向はこちら
(提供:日本M&Aセンター

無料会員登録はこちら