Jラボ
(画像=Jラボ)

今月7日から10日、ラスベガスで世界最大の家庭用エレクトロニクス見本市であるCES2020が開催されました。
20000件以上の新製品が紹介され、今年も大盛況となった本展示会。
中でも注目を集めたのが、ソニーが発表した電気自動車「VISION-S」です。

30以上のセンサーを搭載して社内外の人体や物体を感知し運転支援するほか、
ドアミラーを無くしてカメラ映像をスクリーンに映したり、
ステアリングの重さをソフトウェアで調整したりと、
ソニーの技術を最大限に駆使したコンセプトカーになっています。

現時点でソニーが自動車製造に参入する予定はないとのことですが、
間違いなく自動車の新たな可能性を感じさせる未来の車でした。
自動車といえば20世紀を象徴する発明品であり産業ですが、
その夢は21世紀にも脈々と受け継がれているようです。

そこで今回は、自動車関連の事業に使える制度の特集です。

自動車関連人材育成補助金(宮城県)

宮城県の中小企業様が利用できる制度です。
自動車関連産業への新規参入又は取引拡大を図るための専門的・実践的な技術・知識を習得する研修の受講に対し,補助金を交付します。
最大50万円が受け取れます。
まずは進化する自動車産業に対応できる人材が必要ですよね。補助金でお得に育成しましょう。

自動車関連産業重点強化支援事業費補助金(人材育成重点支援事業)(岩手県)

岩手県内のものづくり中小企業が、自動車部品等の新規受注又は取引拡大を図るため、自動車関連先進企業等との連携により、
専門的・実践的な技術・知識の習得や生産体制の確立を目的とした人材育成を行う場合に要する経費の一部を補助するものです。
最大100万円が受け取れます。v こちらは県内でのサプライチェーン確立を目的にした補助金です。
先進企業との連携を前提とした補助金なので、そのまま受注にも直結できそうです。

中小企業等機械設備導入支援助成金(高崎市)

高崎市の事業者様が対象の助成金です。
製造業等の生産性の向上や製品の高付加価値化等を促進させるため、リース契約により機械設備などの償却資産を導入する際の費用の一部を助成します。
機械設備などのリース費用を年間最大500万円補助します。
進化する業界に対応するには、最新の設備も必要です。補助金をつかって、低リスクで導入しましょう。

燃料電池自動車等導入費補助金(神奈川県)

神奈川県の個人・法人様が対象の補助金です。
燃料電池自動車等の普及促進を図るため、燃料電池自動車及び燃料電池フォークリフトの導入に要する経費に対して補助を行います。
最大500万円が受給可能です。
モーターショーに注目した経営者の方の中には、車を作る側ではなく使う側の方も多いのではないでしょうか。
新しい社用車は、補助金を使って燃料電池車を採用するのも賢い選択です。

商用水素ステーション整備支援補助金(栃木県)

栃木県内で商用水素ステーションを整備する者に交付することにより、水素社会の実現に向けた燃料電池自動車の普及を促進することを目的とする補助金です。
モーターショーが注目されて、次世代の自動車を導入しようという人が増えるということは、
次世代の自動車インフラに対するニーズも増えるということです。
自動車をつくるだけでなく、車社会を支えるビジネスにもチャンスがあります。


戦後の日本を支えたのもまた、自動車産業とエレクトロニクスでした。
ソニーが自動車のコンセプトモデルを発表したのは、
これからの日本が再び世界のビジネスとテクノロジーをリードするのだという希望のように感じます。
夢にあふれた未来の自動車産業を補助金と一緒に作り上げましょう。