住友化学、米国子会社でポストハーベスト事業展開のペース社を米アグロフレッシュ社に譲渡

住友化学株式会社(4005)は、農作物の収穫後に用いられる殺菌剤や鮮度保持剤、コーティング剤ならびにそれらの薬剤処理などのポストハーベスト事業を展開する米国子会社ペース・インターナショナル社(米国 ワシントン州、以下「ペース社」)を、米国アグロフレッシュ・ソリューションズ社(米国 ペンシルベニア州、以下「アグロフレッシュ社」)に譲渡した。

事業再編の目的

住友化学として事業ポートフォリオを選別した結果、これまでペース社が担ってきた事業について、グローバル展開や製品ラインアップを強みとするアグロフレッシュ社をベストオーナーとして一層の競争力強化ならびに事業拡大の加速を図ることが最善であると考え、実施したものである。

本再編後、住友化学はアグロフレッシュ社との間で、バイオラショナル※を含むポストハーベスト分野での製品・技術開発について戦略的な提携を進めていくこととしている。これにより同社グループとして注力するバイオラショナル事業の拡大をさらに加速させていく。

※ 住友化学グループでは、天然物由来などの微生物農薬、植物成長調整剤、根圏微生物資材などや、それらを用いて作物を病害虫から保護したり、作物の品質や収量を向上させたりするソリューションをバイオラショナルと定義

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(提供:日本M&Aセンター

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