古河機械金属、ジブラルタル銅鉱山運営のカナダCariboo Copperの全保有株式を譲渡

古河機械金属株式会社 (5715) は、カナダのジブラルタル銅鉱山の権益の25%を保有するCariboo Copper Corp.(カナダ、以下「CCC」)の株式を25%保有している。2024 年3月25日開催の取締役会において、同社が保有するCCC の全株式を、CCCの株式を50%保有しているTaseko Mines Limited(カナダ、以下「Taseko」)に譲渡することを決議した。

古河機械金属は、鉱山開発で培った技術を基に機械と素材の両分野で幅広い事業を展開し、非鉄金属製品および産業機械等を扱う。

CCCは、ジブラルタル銅鉱山の運営および経営を行う。 Tasekoは、資源開発事業を行う。

株式譲渡の理由

古河機械金属は、金属部門の中核事業会社である古河メタルリソース株式会社を通じて行っている銅の委託製錬事業の抜本的な見直しとして、2023年3月末に、小名浜製錬株式会社との委託製錬契約を終了し、生産規模を縮小した。

これにより必要銅精鉱量が減少したため、銅鉱山権益への出資についても見直した結果、株式譲渡を実施するものである。

日程

株式譲渡日 :2024 年3月25日

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(提供:日本M&Aセンター

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