矢野経済研究所
(画像=Oulaphone/stock.adobe.com)

国内のヘルスケアベンチャー企業に対する法人アンケート調査結果によれば、ヘルスケアベンチャーの資金調達は悪化傾向に

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内のヘルスケアベンチャー企業に対する法人アンケート調査を実施し、同調査結果などを踏まえヘルスケアベンチャーの現状と展望を明らかにした。ここでは一部の調査結果を公表する。

1.調査結果概要

本調査では、2023年11月~12月に、主にヘルスケア・メディカル領域で事業を展開する国内のベンチャー企業51社に対して法人アンケート調査を実施した。回答企業の属性をみると、大学の研究室(教授)やTLO(Technology Licensing Organization)が中心となり設立された「大学系」、およびヘルスケア関連企業などに所属していた個人が独立し設立した場合などの「独立系」が約8割を占めた。また事業領域は、創薬系、医療機器、医療AIなどの医療系から食品・サプリメント、介護まで、幅広い領域で事業を展開する企業という結果であった。

2.注目トピック

資金調達状況は「悪化した」の回答が「改善した」の回答を上回る

5年程度前と比較した場合(設立から5年以内の場合は設立当初と比較した場合)の事業環境の変化について尋ねた。このうち、「資金調達の状況」の項目については(単数回答)、「悪化した」との回答が「改善した」との回答を上回る結果となった(「改善した」は13社、「悪化した」は14社、「変化はないと感じる」は15社、わからない、無回答を除く)。約2年前に実施した同様のアンケート調査※では、有効回答社数や主要事業分野は異なるものの、「改善した」との回答が30社、「悪化した」との回答は7社であったことを鑑みると、ヘルスケア・メディカル領域で事業展開するベンチャー企業の資金調達状況は、近年悪化傾向にあることが示唆される。

※2022年調査:調査時期;2021年12月~2022年1月、調査(集計)対象;国内ベンチャー企業61社、調査方法;郵送アンケート調査

調査要綱

1.調査期間: 2023年11月~2024年1月
2.調査対象: ヘルスケア・メディカル領域で事業を展開するベンチャー企業
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、郵送によるアンケート調査、ならびに文献調査併用
<ヘルスケアベンチャーとは>
本調査におけるヘルスケアベンチャーとは、ヘルスケア・メディカル領域で主に事業を展開するベンチャー企業を指し、創薬系ベンチャーや医療機器ベンチャーのほか、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の対象とならない製品、遠隔医療などのシステムやサービス、医療機関の業務改善のためのソフトウェアやサービスを提供するベンチャー企業などを対象とする。
また本調査では2023年11月~12月に主にヘルスケア・メディカル領域で事業を展開する国内のベンチャー企業51社に対して現在の注力領域や支援状況、将来展望などの経営状況について法人アンケート調査を実施した。ここでは一部の調査結果を公表する。
<市場に含まれる商品・サービス>
メディカル・ヘルスケア関連製品・サービス、医療機関向けツール・サービスなど

出典資料について

資料名2024年版 ヘルスケアベンチャーの現状と展望
発刊日2024年01月31日
体裁A4 162ページ
価格(税込)165,000円 (本体価格 150,000円)

お問い合わせ先

部署マーケティング本部 広報チーム
住所〒164-8620 東京都中野区本町2-46-2
電話番号03-5371-6912
メールアドレスpress@yano.co.jp

©2024 Yano Research Institute Ltd. All Rights Reserved.
本資料における著作権やその他本資料にかかる一切の権利は、株式会社矢野経済研究所に帰属します。
報道目的以外での引用・転載については上記広報チームまでお問い合わせください。
利用目的によっては事前に文章内容を確認させていただく場合がございます。