三菱鉛筆、ドイツの高級筆記具メーカー Lamy社を買収

三菱鉛筆株式会社(7976)は、2024年2月28日開催の取締役会において、C. Josef Lamy GmbH社(ドイツ、以下「Lamy社」)の全持分を取得し、連結子会社化することについて決議した。

三菱鉛筆は、筆記具事業、産業資材事業、化粧品事業を展開する。

Lamy社は、筆記具の製造および販売を行う。

【持分の取得の理由】
三菱鉛筆は「中期経営計画2022-2024」における重点方針のひとつとして、筆記具事業のグローバル化を掲げている。この方針の実現に向けて、北米や欧州における現地販売会社の機能強化を進め、着実に海外市場での販売実績を伸ばしてきた。他方、グローバルに筆記具市場を俯瞰してみると、今後もさらなるシェア拡大の余地があり、とりわけ欧州市場におけるシェア拡大は重要な事業戦略のひとつであり、更なる販売体制の強化を目指す。

今回の持分取得により、Lamy社のブランド力、デザイン力、技術力を獲得することで、三菱鉛筆は世界有数の筆記具メーカーとなる。
また、両社の主力製品の多くのカテゴリーには重複が少なく、お互いのブランド力を活用することで、両社におけるシナジー効果の獲得を見込む。

【今後の予定】
株式譲渡実行日 2024年3月15日

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(提供:日本M&Aセンター

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