セブンイレブン 7NOWアプリ 画面イメージ
(画像=セブンイレブン 7NOWアプリ 画面イメージ)

セブン‐イレブン・ジャパンは2月22日、スマートフォンで注文した商品を指定の場所まで届けるサービス「7NOW」をセブンイレブン約1万2,000店舗に拡大した。

「7NOW」のサービスは、はこれまで1都1道7県で実施していたが、新たに九州エリア7県に拡大し、サービス展開店舗は合計約1万2,000店舗となる。

「7NOW」では、「最短20分」で届ける点や、実際のセブンイレブン店舗と同等の「約3,000アイテム」から商品を選べる点が好評を得ているという。

「リアルタイム」で店舗の品揃えや在庫を連動できる、セブンイレブン独自の仕組みである「リアルタイム在庫連携」を活用し、注文後の欠品等、デリバリーサービスにおける不便の解消にも取り組んでいる。2024年度中には全国展開をする予定。

〈「7NOW」概要〉
「7NOW」を従来から実施しているのは、北海道、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、広島県。2月22日から拡大したのは、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県。合計1都1道14県。

商品は午前10時から午後11時の間に届ける。注文の受付時間は午前9時30分から午後10時15分。各時間は一部エリアにより異なる。

対象商品は、セブンカフェなど一部商品を除く約3,000アイテム。注文先の店舗の品ぞろえに準拠する。

最低注文料金は税抜1,000円以上。一部エリアにより異なる。

配送料は税込110円から550円。

注文は「7NOW」の専用アプリもしくはサイトから行う。

◆「7NOW」のポイント
ポイントは、「“最短20分”でお届け」「“3000アイテム”の商品から選べる」「アプリで楽しくお買い物」としている。

「“最短20分”でお届け」では、「リアルタイム在庫連携」を実現して注文後の欠品を防いだり、店舗従業員が商品を簡単かつスムーズにピックアップできるように店舗端末の表示に工夫を施したりと、さまざまな取り組みによってスピード配送を実現した。

「“3000アイテム”の商品から選べる」では、店舗とほぼ同等の約3000アイテムから商品を選べる。人気のおにぎりやサンドイッチなどのオリジナル商品、おでんや揚げ物のような温かい商品、アイスクリームのような溶けやすい商品はもちろん、お酒や雑貨まであらゆる商品を注文できる。

「アプリで楽しくお買い物」、アプリでは、まるで実際の売場を見て買い物しているかのようなシェルフデザインを搭載した。また、お気に入り登録した商品の在庫状況が一目で確認できる機能や、購入履歴や嗜好に合わせたレコメンド機能などを充実した。

〈配送手段の実証実験も実施〉
セブン‐イレブン・ジャパンでは、さまざまな配送手段の実証実験も行っている。

◆ドローン配送
離島の消費者に対して2020年と2022年に福岡県の能古島で、また、山間部の消費者に対して2021年に東京都の日の出町でドローン配送の実験を実施した。2025年の実用化に向けて、夜間配送や、セブン‐イレブン店舗からの離着陸の実験にも取り組んでいるという。

セブンイレブン 実証実験「ドローン配送」
(画像=セブンイレブン 実証実験「ドローン配送」)

◆屋内ロボット配送
仕事の合間にも手軽に昼食や間食をお買い物したい時や、急な会議等でまとまった数のドリンクが必要になった時などに、「7NOW」で注文した商品を自律走行型配送ロボットの「RICE(ライス)」が配送する。東京ポートシティ竹芝オフィスタワーで実証実験を行っている。

セブンイレブン 実証実験「屋内ロボット配送」
(画像=セブンイレブン 実証実験「屋内ロボット配送」)

◆屋外ロボット配送
坂道が多い丘陵地など、外までお買い物に行くのが難しいエリアで、屋外配送ロボット「LOMBY(ロンビー)」を活用してセブン‐イレブン商品を自宅まで届ける(マンション等集合住宅の場合は、指定拠点まで)。2023年に東京都の南大沢エリアで実証実験を行い、利用者からは好評だったという。

セブンイレブン 実証実験「屋外ロボット配送」
(画像=セブンイレブン 実証実験「屋外ロボット配送」)