オリックス、国内船主大手の三徳船舶を買収へ

オリックス株式会社(8591)は、国内船主大手の三徳船舶株式会社(大阪府大阪市)の現株主との間で株式譲渡契約を締結した。本年3月中をめどに、同社の発行済み株式すべてを取得する予定。

オリックスは、1960年代後半に国内で中古船リースの取り扱いを始め、現在は船舶保有・運航事業、船舶の売買・仲介、国際的な船舶ファイナンス事業まで、50年以上にわたる事業ノウハウを蓄積している。

三徳船舶は1972年に設立され、創業社長が一代で築き上げた船主(船舶保有・貸渡)および船舶運航管理会社。船員派遣業を祖業とし、外航船および内航船の船主業へと事業を拡大。現在は、鉄鉱石や穀物などの輸送を行うばら積み船をはじめ、自動車船、コンテナ船など多種にわたる船舶を67隻保有し、国内外の大手資源会社や穀物会社などへ貸し出しを行う、国内トップクラスの船主。

船員の育成・派遣や船舶の保守管理を自社で手掛けるほか、他社保有船の運航管理業務も受託するなど、国際的かつ多角的な船舶事業を展開する。近年は、LNG(液化天然ガス)燃料に対応した自動車船を発注するなど、最新鋭の環境対応船への切り替えを推進している。

オリックスは三徳船舶の事業を承継し、オリックスグループの国内外の営業ネットワークや企業経営ノウハウ、強固な財務基盤などを生かし、三徳船舶と共に収益性向上と事業成長を図る。今後は、包括的な船舶運航管理を自社で行うことが可能になり、さらに第三者保有船のアセットマネジメントサービスも手掛けていく。

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(提供:日本M&Aセンター

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