カヤック、英治出版を買収

株式会社カヤック (3904) は、2024年2月15日開催の取締役会において、英治出版株式会社(東京都渋谷区)の株式を取得し、子会社化することについて決議した。

カヤックは、広告やゲームなどのデジタルコンテンツ領域を軸としながら、eスポーツや地方創生などのコミュニティ関連領域や、冠婚葬祭などの様々なライフスタイル事業など、多角的に展開する。

英治出版は、ビジネスパーソンに向けた学びや社会課題といったテーマの中でロングセラー、ベストセラーを数多く生んできた出版社。

【株式取得の理由】
カヤックは、英治出版をグループに迎えることで、同社既存の本の出版のみならず、そのビジネスコンテンツの開発力を広義に捉え、カヤックの持つサービスやエンタテインメントコンテンツの開発力と組み合わせた新たな「まなびコンテンツ」の展開を検討していく。

また、それらのビジネスコンテンツを通じて、共に学び、共に成長するというテーマへ広げ、カヤックのコミュニティ活性化の技術を組み合わせることによる事業機会拡大も構想していく。

さらに、英治出版が培ってきたビジネス領域での先進的なナレッジやネットワークは、カヤックが志向する新しい組織運営や経営のあり方にも反映できると考え、同社のアセットを活かして、面白法人グループとしての新しいガバナンスのあり方や経営的進化も推し進めながら、グループ全体としての競争力強化と企業価値向上を目指す。

【株式の異動の方法】
カヤックは、英治出版の発行済株式5,801株のうち、既存株主より5,000株(発行済株式数の約86.2%)を取得する。
また、カヤックの代表取締役である柳澤大輔氏が、自身保有の株式会社カヤックの株式を対価として既存株主より800株を取得すると同時に、当該株式についてもカヤックが取得する予定。これにより、英治出版はカヤック の連結子会社(発行済株式数の99.9%)となる予定である。

【今後の予定】
株式譲渡契約締結日  2024年2月29日
株式取得日      2024年2月29日

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(提供:日本M&Aセンター

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