ソフトバンク株式会社(9434)は、WeWork Japan 合同会社(東京都港区)の事業を、ソフトバンクの完全子会社を通じて承継する。
事業承継に向けたプロセスとして、WeWork Japanは本日、東京地方裁判所へ民事再生の申立てを行うとともに、開始決定を得た。
WeWork Japanはスポンサー型による再生スキームを目指しており、ソフトバンクがスポンサーとなる旨の基本合意書を本日、両社間で締結済み。今後はWeWork Japanの全事業を、ソフトバンクが新たに設立した100%子会社「WWJ株式会社(ダブルダブルジェー)」に対して、吸収分割の方法により移管する予定。
また、事業に係る債務(再生債権となるものを含む)については、吸収分割の実行前はWeWork Japan、吸収分割の実行後は「WWJ株式会社」が引き続き支払うことを計画しており、現在WeWork Japanが契約中の賃借物件の賃料を含め遅滞なく支払いを実施する予定である。
吸収分割による子会社「WWJ株式会社」への事業移管の完了は、WeWork Japanの民事再生手続きにおける監督委員の同意や裁判所の許可、関係者の合意を条件として、2024年4月中を見込む。
事業承継のプロセスが継続する期間においても、現在運営中の拠点に入居中および入居予定のWeWork Japanメンバーに対するサービスレベルや契約条件に変更はなく、これまで通りサービスを提供する。
ソフトバンクは、WeWork Japanのサービスの継続的提供と経営体制を全面的にサポートする。加えて、ソフトバンクのスマートビルやスマートオフィスなどのDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する施策などと連携してシナジーの創出を推進し、将来の事業成長を目指す。
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(提供:日本M&Aセンター)